幻の音色と
映えフルーツで、
はしごカフェ。

お天気に恵まれた今日は、岡崎でカフェ巡り。まず最初に訪れたのは、東岡崎駅から車で数分の場所にある「昭和モダン珈琲 茶楽音。」さん。一見すると高級料亭のような立派な建物は、茶室を設けた和風工法の数寄屋造です。懐かしい雰囲気の中で、風流なひとときを楽しみます。

▲ 門をくぐれば、外の喧噪から離れた別世界が広がります。

まさにアンティークという言葉がぴったりな店内には、古き良きを感じさせる飾りがたくさん。元々はオーナー夫婦のご自宅であり、レトロな小物や着物のほとんどは私物なんだそう。今でも骨董市を巡ってはコレクションを増やしているとか。

▲ なかなかお目にかかれない懐かしの小物がたくさん飾ってあります。

コレクションに見惚れていると、ご注文はいかがなさいますか？と着物姿のお姉さん。今回3人が頼んだのは、ブレンドコーヒー、モコモココーヒー、豆腐スムージー、そして一推しメニューの自家製わらびもちです。うなぎ御膳や黒米おかゆ御膳、長いお皿に盛りつけられた野菜もりもりカレーなどランチも魅力的ですが、これはまたの機会に。

▲ 今日は甘いものを食べたい気分なのです。

ももよ ： 食べ過ぎは禁物！

なるみ ： もう一軒、行くからね。

▲もっちもちなわらびもちに、黒蜜ときなこはもう反則的なおいしさ。

オーナーさんはかつて名古屋や三河で喫茶店をいくつも経営していたそうで、コーヒーもわらびもちも本格的な味でした。

しおり ： 来たときから気になってるんだけど…

しおりが気になっていたのは、部屋の奥にある大きなスピーカー。実はこれ「JBL PARAGON」という超高級スピーカーで、音の世界遺産とも言われているんです。一人の職人が手づくりしていたもので、生産終了となった今では世界的に希少な逸品とのこと。ジャズ好きなオーナーが運命的な出会いから購入し、訪れるファンとともにその音色を楽しんでいます。

PARAGONは、低音・中音・高音を3つのスピーカーから出しているので、どこにいても均等に音が聞こえるそう。いちばん贅沢な聞き方は、パラゴンの目の前に正座して耳を澄ませること。音が耳に飛び込んでくるのではなく、奥で鳴っている感覚は体験してみないとわかりません。幻の音色と本格料理のマリアージュを楽しむなら「茶楽音。」で決まりです。

▲ オーディオマニアのマスターがいろいろと教えてくれるかも。

和モダンなカフェを楽しんだ後は、岡崎市内で人気を誇る青果店ダイワスーパーがプロデュースする「ダカフェ」にお邪魔することに。少し市街地から離れた田園の中に位置するダカフェは、若者たちが溢れかえるほどの人気店です。

▲ ドアを開けると、フルーツゼリーをイメージしたロゴがお出迎え。

お店に入ってまず聞こえるのは、スタッフさんの元気な「いらっしゃいませ！」。その声を聞くだけで、なんだか元気が湧いてきます。おしゃれな一枚板のテーブルやモダンなシャンデリアが飾ってあり、中でも目を惹かれるのは、ズラリと並べられたカラフルなフルーツゼリー。

▲ 透明感あふれるゼリーは、まるでアートのよう。

豊富なラインアップに圧倒されて、何を選ぶか迷っているとお姉さんがいちごが旬だと教えてくれました。ということで、苺ソフトとフルーツゼリーを注文。フルーツは旬なものを使うため、その日その日で変わるんだそう。オシャレに映えるゼリーは、プレゼントにもぴったりです。

▲ シャインマスカット、ミルクゼリーみかん、ハニーグロウパインをいただきます。

生フルーツがゴロゴロ入った見た目もさることながら、みずみずしい食感とフルーツならではの甘みがあって、とてもおいしいです。

▲ ほどよいフルーツの甘味で、スプーンが止まりません。

いちごの旬は長く、12月から5月頃までいちごを使ったメニューを楽しめるとのこと。いちごの甘酸っぱさと濃厚なソフトクリームが混ざりあって、絶妙なおいしさに仕上がっています。

▲ はい、あ〜ん…、やっぱり食べちゃお！

しおり ： …なにか言い残すことはある？

ももよ ： すみませんでした。

若者を中心にお客さんが絶えないダカフェ。お店の横にはドッグランがあったり、Tシャツやスマホケースなどのオリジナルグッズも売っています。フルーツゼリー、フルーツサンドなどをはじめ、新鮮なフルーツを斬新なスイーツでいただけるダカフェ1号店。フルーツ好きなら、ぜひ一度訪れてみてくださいね。