大人ときどき子ども気分 ふらり岡崎日和
チャプター10

旅の〆は、
和モダンな
お茶でした。

前回までのおさらい
手づくりプリンを焼いて、バーベキューを楽しんだ3人がまだやり残していること…。それは柚子胡椒作り。ということで、3人は青柚子を狩りに行くことにします。

▲ いざ、柚子狩りへ出発!

カフェの名前になっているだけあって、工房の裏には立派な柚子園があります。柚子胡椒が作れるのは、青柚子が旬を迎える秋だけ。この時期の柚子の木には、たくさんの実が生っています。

あゆみ : 柚子の木って初めて見たかも。

▲ 初めての柚子狩りに無我夢中です。

ハサミで切って落として拾って…を繰り返していると、まるで柚子風呂にいるかのような香りが立ち込めてきます。

▲ 青柚子はとっても香り豊かです。

収穫し終わったら下処理へ。といっても難しくはありません。洗って、拭いて、ヘタを取ったら、白い実が見えるまでひたすら皮をすりおろします。なんて贅沢な使い方、そしてなんと大変な作業なのでしょうか。

あゆみ : そのえ、すりおろすスピード速くない?

そのえ : わたし、このために生まれてきたのかも…

手を動かすこと数分…。15個の柚子をすり終えて、モンゴル岩塩とわさび胡椒を混ぜ合わせたら完成です!1ヶ月ほど冷凍熟成させるとよりまろやかな味わいになるみたい。

▲ きっちり3等分して詰めたら完成!
▲ いいお土産ができました!

オリーブオイルやクリームチーズにも合う柚子胡椒。色々と試すうちに、熟成するはずが、食べ切ってしまいそうです。おいしいお土産と珍しい体験に大満足の3人は、ここでぬかた体験村とお別れすることにしました。

かなみ : 次はカフェにも来たいなぁ。

▲ カフェでは柚子を使ったメニューの他に、石窯で焼いたピザもいただけるそうです。

カフェ柚子木/ぬかた体験村

住所:
愛知県岡崎市石原町字帝口38
電話:
0564-83-2069
時間:
10時~17時
カフェ 11時〜17時
定休日:
月・火曜日

クルマに乗って帰り道を進む一同。その道中でまたもや気になるお店を見つけました。

かなみ : 私たち、帰る気ないよね…笑

気になるお店の正体は、江戸時代から続く老舗茶屋「宮ザキ園」さん。茶葉を保管する倉庫をリノベーションしたという店内は、茶葉の香りに満ちた心落ちつく空間です。

▲のれんをくぐると、一気に江戸の世界へタイムスリップします。

宮ザキ園には、抹茶、紅茶、番茶、ほうじ茶…など様々な味がありますが、元々はすべて同じ茶葉からできています。加工の仕方で様々な種類のお茶ができるのだそう。

かなみ : へぇ〜、てっきり違う茶葉なのかと思ってた!

一番人気は、宮ザキ園ならではの旨味が詰まったオリジナルブレンドの「わ紅茶」です。

▲ 店内では様々な味のわ紅茶やラテ、ソフトクリームを楽しめます。

中でも特に注目したいのが、ほうじ茶スパークリングの「非日常」です。名前からは想像できないそのお味は…

そのえ : これ、本当にお茶なの?

あゆみ : でも後味はしっかりとお茶だね。

▲お茶のスパークリング…、特別感がたまりません。

ほうじ茶スパークリングは、クラブやバーでも飲めるそう。カウンターで飲めば、おしゃれにキマるし酔いも落ちつくのでいいことずくめです。

そのえ : 女性にはもってこいのお茶だね。

味わったことのないお茶に盛り上がる3人は、ここである看板を見つけました。

かなみ : TEA TERRACE…?

TEA TERRACE。それは非日常を楽しめるとっておきの屋外テラス。茶畑を眺めながらお茶を飲むひとときは、きっと他では過ごせません。お琴や三味線を聴きながらお茶を飲む満月茶会も開催されているそうです。

あゆみ : なんだかちょっと遠くに来たみたい。

お茶の奥深さや新しさ、そして非日常を味わえる宮ザキ園。紅葉狩りの後に一息つくも良し、お土産に茶葉を買うも良し。非日常を体感したい人は、ぜひ訪れてみてください。

宮ザキ園・一匙(ひとさじ)

住所:
愛知県岡崎市石原町相野8番地
時間:
茶葉販売 9時〜17時
茶寮一匙 金・土・日曜日 13時~L.O.16時
(ドリンクテイクアウトは10時〜13時、
ドリンクメニューは10時〜17時)
定休日:
茶葉販売 水・木曜日
茶寮一匙 月〜木曜日