岡崎カメラがっこう

「写真でまちをもっと知ろう!岡崎カメラがっこうトークライブ 聞いてみりん、ココが好き!岡崎「いいね!って思う写真ってなんだろう」」講座レポート

公開日:2019.01.07     岡崎ハートプロモーション講座
2018年12月8日(土)、八幡町にある「wagamama house」で「岡崎カメラがっこうトークライブ 聞いてみりん、ココが好き!岡崎『いいね!って思う写真ってなんだろう』」が開催されました。

岡崎カメラがっこうとは、まちへ出て人に会い、写真を撮ることを通じてまちの魅力を探してもらい、カメラのスキルを身につけるとともに岡崎の魅力を見つけることを目指して開催する講座です。

第1回となる今回のトークライブは、実際に写真でまちの魅力を発信しているかたの話を聞いて、共感を得たり魅力を伝えられる写真を撮影するためのノウハウを知り、何を大切にしたらいいのかを考えること。さらに、写真や岡崎に興味を持ってもらうことを目的として実施しました。

会場はリラックスできる素敵なカフェ&お総菜屋さん

今回会場となった「wagamama house」は、岡崎市八幡町の、二七市(ふないち) 通りにある素敵なカフェ&お総菜屋さん。参加者は、BGMが流れる2階の会場で一息つくとともに、1階のカフェでコーヒーを購入したり雑貨を見るなど、リラックスしながら開会を迎えました。

キャイ~ン天野さんからのビデオメッセージでスタート

トークライブの冒頭では、岡崎市出身のお笑い芸人・天野ひろゆきさんから岡崎カメラがっこうに参加する皆さんを応援するビデオメッセージをご紹介。天野さんから「岡崎の魅力を新たに発見し、共有する楽しさを学んでほしい。」「僕と一緒に岡崎の魅力を多くの方に伝えていきましょう」とのメッセージをいただきました。

第1部「なんで写真でまちの魅力を発信するの?」

第1部では、写真家のMOTOKOさんに、「なんで写真でまちの魅力を発信するの?」というテーマでお話して頂きました。
MOTOKOさんは、全国各地で写真によるまちづくり活動を実施されており、近年は「ローカルフォト」というテーマで多くのプロジェクトにも携わっていらっしゃるかたです。これまでのご経験を踏まえ、一人ひとりが写真を使って地元の魅力を発信することの楽しさや可能性についてお話してくださいました。さらに、ご自身が立ち上げた小豆島在住の7人の女性のカメラプロジェクト「小豆島カメラ」などを例に、「立場や世代を超えて写真を通じた発信を集積することで集合的知性(集合地)が生まれる」、「それらが地域の大切な情報となり、人と人をつなげ、行動を促し、地域独自の文化や地域への愛着を育み、地域課題解決する力となる」というローカルフォトの意義を熱弁していただきました。今回の岡崎カメラがっこうを通じて、岡崎においても同様の取組が進められることへの期待も語られました。

第2部「いいねって思う写真ってなんだろう?」

第2部は、「小豆島カメラ」の取組を題材にして「いいねって思う写真ってなんだろう?」を考えました。講師は、小豆島で野菜の栽培やカフェを営まれている三村ひかりさん。「小豆島カメラ」のメンバーであるとともに、岡崎市出身でもあることから、今回の講師をお願いしました。
「小豆島カメラ」は、地元のアーティストを作ろうというMOTOKOさんの呼びかけに応じて7名の女性がメンバーとなり、1日1枚の写真を発信する活動を2013年からスタートしました。“自分達が楽しむこと”を大切にして自分達のペースで無理なく活動し、小豆島の暮らしの豊かさや楽しさを伝え続けています。「そこに暮らしているからこそ知っている、撮れる写真がある」と語る三村さん。あまりゴールは定めず、つねに場を楽しみながら好きに撮り、それらを知人・友人に届けることから活動が広がり、様々なつながりを生み出しているそうです。現在は、全国各地で写真展を開催したり、小豆島の暮らしを体験するツアーなども展開されています。
お二人の講師のやりとりでは、「3年先の未来を見据えながら、写真を通じて“見たい、食べたい、会いたい”と思わせるような暮らしの魅力を伝えたい。その中でもとくに“会いたい”が大切。そのために、暮らしの営みを人を交えて撮ることが重要」と教えていただきました。
後半には、岡崎市のまちなかでまち歩きマップづくりやツアーなどを行っている山本倫子さんも加わってもらいました。MOTOKOさんや三村さんとのやりとりを通じて、山本さんからは、「まち歩きなどを通じて、人の顔が見えて愛着を感じてもらえるような岡崎らしさを発信したい。そして会いにいきたくなる・住みたくなるまちを目指したい」とのお話をいただきました。

第3部では「いいね!って思う岡崎」をテーマとした参加者の写真を講評

第3部は、事前に参加者から寄せられた「いいね!って思う岡崎」がテーマの写真約60点をスクリーンに映し出し、講師に講評していただきました。MOTOKOさんからは「見る人の気持ちになって、見る人に訴えかけられるような写真を撮影してみましょう。」「人が映った写真が少ない。手でも足でもよいので人を入れるともっと良くなると思います。」とのアドバイスも。次回のスキルアップ講座では、カメラを持ってまちに出て「もっと人の顔を見よう、人と話そう」とのメッセージも頂きました。
参加者の熱気あふれる会場で、あっという間の2時間のトークライブでした。
「小豆島カメラ」の活動をされているMOTOKOさん、三村ひかりさん、岡崎の魅力を発信する活動を行っていらっしゃる山本倫子さんのお話を通じて、まちへ出て人に会い、写真を撮ることを通じてまちの魅力を見つけて伝えていくことの楽しさや意義を共有することができました。
今後も様々なイベントが開催されます。ぜひあなたも参加してみませんか?