スリーハートエール×橘香恋 第5回 岡崎の地酒特集②

公開日:2021.03.01     たべる
皆さんこんにちは。橘香恋です。
コロナ禍の苦境のなか、私たちにおいしいグルメを提供してくれる岡崎市の飲食店を紹介し、感謝とエールを送る「スリーハートエール」。
前回の丸石醸造さんとさかな八百弥さんに続き、自社の強みを活かして岡崎で日本酒を製造している酒蔵を中心にお酒を楽しめるお店をご紹介します。

古くから岡崎で酒造業を営む酒蔵が直面したコロナ禍と、そんな状況でも、たくさんのお客さんに伝統を届ける想いも一緒にご紹介します。

豊かな自然に囲まれ、日本酒を造り続ける「柴田酒造場」

岡崎の市街地から車で約40分。峠をひとつ越えた額田地区の標高350メートルの山間にある「柴田酒造場」。
創業は天保元年(1830年)、澄んだ空気と豊かな山水に恵まれた環境で、長きに渡り日本酒を造っています。
洗米(せんまい)から仕込みまで、酒造りの全工程に超軟水の「神水(かんずい)」を使用。そのため、柴田酒造場が作るお酒は、やわらかな口当たりで、するっと喉を通り抜けます。

たくさんある商品の中でもおススメなのが「孝の司(こうのつかさ)・純米吟醸 夢山水」。華やかな香りとまろやかさで、若いかたでも飲みやすい日本酒です。「夢山水」とは愛知県産の酒米の一種で、日本酒にすると、香りが高く、すっきりした味わいになるそう。
もう一つのおすすめ、「孝の司・心」は長年、地元三河地方の人々に愛されるお酒で「普通酒」という分類のお酒です。「普通酒」と言っても、柴田酒造場はこだわって造っています。吟醸酒、本醸造酒などの特定名称酒の人気が高まる昨今ですが、地元で長年飲まれている普通酒の味こそが、孝の司の”命”であると、2年前に試行錯誤の末、質の向上を行ったそうです。
岡崎の山間にこんな大きな酒蔵が!
酒蔵でよく見る「杉玉」は、新酒が完成したことを告げるものなんだって!
これぞ柴田酒造場「孝の司」
お酒が苦手なかたにもおすすめ、柚子のリキュールも♪
コロナ禍での経験を話してくれたのは、9代目で副社長の柴田佑紀さん。
昨年2月以降、世間では、マスクや消毒用のアルコールが手に入りにくい状況になり、医療現場も危機的状況に陥りました。
そのころ、柴田酒造場では、売り上げが前年の半分ほどに減ってしまい、行く先が不透明で不安な時期を過ごしていたそうです。

そんな中、厚生労働省の規制が一時的に緩和され、醸造用のお酒で消毒用のアルコールを作ることができるように。柴田酒造場もすぐに生産に取り掛かります。そして、消毒用アルコールの販売が実現したのです。地元の医師会からも発注があり、実際に医療現場でも活用されました。
酒造場自体も先行きが見えない中、すぐ行動に移せたのは、地元のみんなの助けになりたいという強い気持ちがあったから。創業以来、約190年間、地元に支えられて続けてこられた蔵だから、少しでも役に立ちたい。その一心だったといいます。
副社長の柴田さん
そしてもう一つ、コロナ禍でスタートしたことが。
昨年8月、蔵を改装したカフェ「蔵cafe一合(いちごう)」をオープンしたのです。8月、9月の土日祝日限定の営業でしたが、たくさんのかたで賑わいました。なぜ、この時期にオープンに踏み切ったのか不思議に思いますが、コロナ禍だからこその理由がありました。
新型コロナの疲れを「豊かな自然」と「酒蔵」という非日常を感じることで癒してほしいという気づかいからでした。さらに、新型コロナの影響の長期化を見据え、本業以外にも自分たちの強みを活かしながら、新たなことに挑戦するチャンスだと捉えたそうです。そして、将来、この地域が多くの人にとって魅力的な場所になるような種を撒いておこうと、私たちの明るい未来を先を見据えてのことでした。
こんな時だからこそ、前向きな気持ちを忘れずに何かに夢中になって、それを行動に移すことが大切と語る若き副社長。そうすることで見えることがあると、今の私たちに必要な何かを教えられた気がします。

カフェは蔵を活かした趣深い佇まいで、インテリアにも酒蔵に古くからある道具や家財を用いるなど、おしゃれな空間になっています。
メニューも発酵技術を生かしたスイーツ、超軟水「神水」で淹れたコーヒーやドリンクなど、柴田酒造場ならではのラインアップです。メニューやインテリアも従業員の皆さんで考えたそうですよ。
日頃は常連客が訪れることが多いのですが、カフェをオープンしてからは、これまでとは違ったお客様も訪れるようになりました。若いカップルが手をつないで酒造場を歩く光景を見るのは、とても新鮮で、カフェオープンに踏み切ってよかったと感じる瞬間でした。
それから、常連客のおじいさんがカフェでコーヒーを楽しむ姿もあったそうで、地元のかたに喜んでもらえたことも、嬉しいできごとのひとつになりました。

今回は、期間限定でしたが、今後は年間を通して営業することを目指しているそうです!


*次回の「蔵cafe一合(いちごう)」オープンに向けてのクラウドファンディング*
4月11日(日)まで実施されています!
https://camp-fire.jp/projects/view/380866

柴田酒造場さんの「蔵cafe一合」
とってもおしゃれ♪
インテリアも酒蔵ならでは
こんなカフェ初めてです♪
昨年オープン時の様子♪
昨年のメニュー♪次回はどんなメニューがあるのかな
さらに副社長からこんなひとことが。
「最近は、お酒メーカーが困っているからお酒を買おうと言うかたもいらっしゃいます。とてもありがたいことです。だからこそ、『柴田酒造場のお酒だから買いたい』と思ってもらえるようなお酒造りやサービスを考えていきたいと思っています!
それから、こんな時だからこそ、自宅でお酒を飲みながら楽しく過ごしましょう!」

地元のかたを助けたい、恩返しをしたいという熱い想いを持ち、常に前向きに次の一手を考えている柴田酒造場。
今後は、カフェの拡大に加えて、地元のお米を使ったお酒造りにも力を入れていくそう。地酒メーカーだからこそ、地元のものを使いたいと、やはり、地元を想う言葉が。
もしかしたら、柴田酒造場を中心に、岡崎がさらに元気になっていくかもしれませんね。

最後に柴田酒造場にエールと色紙をプレゼント。
「自分たちのことだけでなく、広い視点で、地域のこと、飲食店のこと、お客さんのことを考えていらっしゃって、とても刺激を受けました。カフェがオープンしたらぜひ立ち寄ってみたいです!」
◆店舗情報◆
柴田酒造場
〒444-3442 愛知県岡崎市保久町字神水39番地
営業時間/平日8:00~17:00 土曜・祝日 10:00~16:00
土曜・祝日は不定休です(休業日は柴田酒造場公式ホームページをご覧ください)
電話 0564-84-2007 FAX 0564-84-2785

柴田酒造場公式インスタグラムはこちら !
*柴田酒造場インスタグラム https://www.instagram.com/kounotsukasa_9/
*蔵cafe一合インスタグラム https://www.instagram.com/kuracafe_ichigo/

柴田酒造場の「孝の司・しぼりたて」が楽しめる割烹・小料理屋「つか本」

名鉄東岡崎駅の近く、居酒屋が軒を連ねるまちの一角に、昔からある「つか本」さん。
2年前に新しくしたカウンター席が並ぶ店内は、おいしい料理とお酒をゆっくり楽しむのにぴったりな雰囲気です。
新鮮なお刺身やどてやきなどがリーズナブルなお値段でいただけます。大きなねぎまと卵をたくさん使った卵焼きは定番メニューで、人気メニューでもあります。
常連客で連日にぎわっていた「つか本」さんも、コロナ禍以降はやはり、お客さんの数が格段に減ってしまったそう。
お店を新しくして3年目、大将と両親の3人で切り盛りする中、甘くない現実に直面したこともありました。
休業要請や時短営業が解除された後も、外食を控えるかたが多かったり、テレワークが当たり前になりつつあり、「会社帰りに一杯」というお客さんも減ってしまったのかもしれません。

それでも大将は
「皆さん外食がしたくてもできないのだと思います。そんな中、『月に1回は必ず行くね』とおっしゃってくれるお客さんもいるんですよ」と嬉しそうに教えてくれました。
常連客の皆さんが、また「つか本」でおいしい料理とお酒を楽しめるように、定番メニューを守りながら待っているそうですよ。
大将の塚本さん
つか本さんのおすすめは「サラダ巻」。どのメニューもおすすめですが、特に女性に人気のメニューです。
肉厚なカニカマを新鮮なサラダ菜とのりで巻いた、ヘルシーな一品。日本酒と合うのか想像ができませんが、とにかくいただきましょう。
柴田酒造場の「孝の司・しぼりたて」と一緒にいただきます!

「新鮮なサラダ菜がおいしい。さっぱりしているけど、カニの旨みもしっかり感じます!それから、日本酒ととても良く合います!サラダ巻のさっぱり感と『孝の司・しぼりたて』の甘味のある風味がマッチします。」
サラダ巻楽しみ♪
サラダ巻が来ました♪カニカマのしっかりした旨みも
いただきまーす!
ヘルシーでしっかり美味しい!
柴田酒造場の「考の司 しぼりたて」も
すっきりして飲みやすい日本酒です♪
最後にエールと色紙をプレゼント。
「サラダ巻あっという間に食べてしまいました。お祖父さまから受け継ぐ定番メニュー、これからも守って行ってくださいね!また、お店が常連客の皆さんで賑やかになること楽しみにしています。」

大将の塚本さんから
「コロナ禍になって約1年、厳しい経営をしている飲食店はたくさんあると思います。大変なこともあるけど、あとひと踏ん張り、みんなで頑張りましょう!そして、情勢が落ち着いた暁には、常連の皆さんも、常連じゃない皆さんもぜひ『つか本』でゆっくり料理とお酒をお楽しみください。」
◆店舗情報◆
つか本
住所 〒愛知県岡崎市明大寺本町4-1
営業時間 16:50~23:00
定休日 日曜、第3月曜日
電話 0564-23-3256

橘香恋が感謝とエールをお届けしました

生まれも、育ちも岡崎市。現在は地元を離れ、タレントとして活動中。
昨年度はエヴァンゲリオンレーシング所属のレースクイーンとして活動し、日本レースクイーン大賞2019では新人部門で準グランプリを獲得するなど人気急上昇中です。現在はテレビ、CM、雑誌などに出演し、活躍の場を広げています。
その華奢な外見からは想像できませんが、自身のツイッターでは飯テロと称し、豪快な食べっぷりを披露しています。

「地元を離れた今でも、すぐに帰りたくなる。そんなあたたかいまち岡崎が大好きです。もっともっと有名になって、岡崎を全国の皆さんにPRするのが私の目標!
今回、伺った柴田酒造場さんの常に前を向いているところに勇気づけられたし、つか本さんが今までと変わらず常連さんを待つ姿を見て優しい気持ちになりました。まだまだ、不安な日々は続きますが、周りのかたへの思いやりと前向きな気持ちは忘れずに過ごしていきたいですね!」

*橘香恋さんインタビュー記事
https://citypromotion.okazaki-kanko.jp/report/heart-story-13
*橘香恋さん所属事務所ヴィクトリーロード公式サイト
http://victory-road-tokyo.com/karen_tachibana.html
*橘香恋さん公式ツイッター(豪快な食べっぷりはこちらでもチェックを!!)
https://twitter.com/karen_du_ub
*橘香恋さん公式インスタグラム(飯テロ以外も!橘さんの魅力が詰まってます)
https://www.instagram.com/karen_du_ub/

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