スリーハートエール×橘香恋 第4回 岡崎の地酒特集①

公開日:2021.03.01     たべる
みなさん、こんにちは。橘香恋です。
新型コロナウィルス感染拡大で、日常が変化して約1年。新しい生活にも慣れてきた頃でしょうか。
ご存じのかたも多いと思いますが、長期化するコロナ禍で飲食店の経営が厳しくなり、経営者の方々は頭を悩ませながらやりくりされています。

「スリーハートエール」では、そんな苦境の中、私たちにおいしいグルメを提供してくれる岡崎市の飲食店を紹介し、感謝とエールを送ります。
第3弾に続き、今回は自社の強みを活かして日本酒を製造している酒蔵を中心に、お酒を楽しめるお店をご紹介。
古くから岡崎で酒造業を営む酒蔵のコロナ禍での想いも一緒にお届けします。

古くから地元に愛される「丸石醸造」

岡崎市の中心部、人々が行き交うまちの中に、趣き深い蔵が姿を現します。創業は元禄3年(1690年、江戸時代初期)、今年で創業331年の歴史ある日本酒の蔵元「丸石醸造」です。
丸石醸造が造るお酒は、「水、米、造り、貯蔵」にこだわるバランスの良い日本酒。

現在は、主に4種のブランドを展開していて、どれも味わいやその味を楽しめる場所が違うそう。
一番歴史が古いのは、「三河武士」。地元三河地方のお米で造った伝統銘柄。お米のもつ旨味を引き出し、岡崎の名産「八丁味噌 ※」を使った料理にもぴったりなお酒です。
次に歴史があるのは「長誉」。古くからこの地で愛されている、甘口で飲みやすい岡崎の地酒です。
贈答品向けの「徳川家康」は特別な日に楽しめる、華やかな香りが特徴のお酒です。
そして、今、丸石醸造が力を入れているのは、6年前に立ち上げた「二兎(にと)」。地元だけでなく、日本国内、海外市場にも目を向けたお酒です。お米のうまみ(甘み)を最大限引き出し、良質できれいな酸で味を締める味わいが特徴です。どんな料理にも寄り添いあうように、職人が味と香、酸と旨、重と軽、甘と辛の繊細なバランスを試行錯誤して完成させました。2羽のウサギが向き合っているラベルも可愛らしく、女性が手に取りやすいのも人気の理由。「二兎」は特約店のみで販売していて、楽しめる場所も限られるので、見かけたら一度味わってみたいお酒です。

※ 八丁味噌・・・岡崎城から西へ八丁(約870m)の場所にある八帖町で作られることから「八丁味噌」と呼ばれるようになった、大豆と塩のみで作る豆味噌の銘柄。味は大豆の旨味を凝縮した濃厚なコクと少々の酸味、渋味、苦味のある独特の風味が特徴です。
雰囲気のある外観も素敵♡
矢作川の伏流水は欠かせない
酒蔵も見学させてもらいました
大きなタンクがいくつも並んでいます
出荷前のお酒たち♪
この中でお酒が造られているんです!
そんな歴史ある丸石醸造さん。コロナ禍より前は、蔵で季節のお酒と料理を楽しめる「長誉まつり」や、飲食店を招待する試飲会などで営業活動をしていました。しかし、現在は開催が難しく、限定酒の販売のみに。観光客に人気の蔵見学も縮小し、製造動画の配信やオンライン見学に切り替えました。
製造面では元々微生物を扱う仕事なので、衛生管理は徹底していたそう。それでも職人同士が密にならないよう、とても気を遣っています。

杜氏の片部さんは
「私たちはお米農家さんが一生懸命作ったお米を頂戴して、お酒に変換して皆さんにお届けしています。お酒がなかなか売れない中、お米農家さんもそれを汲み取ってじっと我慢してくれているのを感じます。少しでもお米をたくさん買ってお酒を販売するために、できることからスタートしています。」
と教えてくれました。
販売に関わる方とのチームワークも強く感じたそう。自然と応援の言葉やお互いにフォローし合う空気が生まれていました。お米からお酒を造って、それがお客さんのもとに届くまでに関わる方々との繋がりの中で、信頼関係が今まで以上に強くなったと感じる経験でした。
それから、なかなか出歩きづらい状況でも、お酒を買ってくれるお客さんがいることも大きな励みになっています。

営業部の東さんからもこんなひとことが。
「蔵人たちが一生懸命作ったお酒をたくさんの人に届けたい。楽しくお酒が飲める日まで、皆さんお体に気を付けて元気でいてください!」
杜氏の片部さん
営業部の東さん
お酒に関わるかたとのあたたかい繋がりを感じるエピソードを教えてくれた、丸石醸造さん。
現在は、人気ブランド「二兎」の新しいシリーズを試作しているそう。地元岡崎産米の「萬歳」や「山田錦」を使ったお酒で、どんなお酒が出来上がるか楽しみです。

最後に丸石醸造さんへエールと色紙をプレゼント。
「いろんなかたのつながりがあって、私たちはおいしいお酒が飲めるんですね。いろんな想いを抱えながらお酒造りをする、職人さんの姿が目に浮かびます。新しいお酒『二兎』が世界中で飲めるようになることも楽しみにしています!」
◆店舗情報◆
丸石醸造株式会社
〒444-0015 愛知県岡崎市中町6-2-5
売店営業時間:午前9時から午後4時まで(休業日は公式ホームページをご覧ください)
電話 0564-23-3333

丸石醸造の「二兎」が楽しめるさかな割烹「さかな八百弥」

岡崎の清流乙川の近くにある、鮮度抜群の魚介料理や旬の野菜と一緒に地酒が楽しめる「さかな八百弥」さん。三河湾の魚介を中心に、富山の氷見港、金沢の近江町市場からも仕入れているそうです。
魚介だけでなく、オーナーが八百屋の次男坊であることから、野菜も新鮮なものにこだわっています。だから、店名も「さかな八百弥」というのです。
店内は雰囲気のよいカウンター席とたくさんの料理を並べられるテーブル席も。
お店のスタッフや常連客が目標を書いたダルマが並ぶ、アットホームなお店です。
以前は夜のみの営業でしたが、コロナ禍でランチ営業とテイクアウトを始めたそう。
新鮮な魚介を使った海鮮丼(うにやいくら、本まぐろのヅケ丼など、1つに選べない…)や、夜はお刺身や炭で焼いた焼魚のテイクアウトも楽しめます。
温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに「できたて」を食べてほしいと、注文を受けてから作るので、おいしいこと間違いなしです。

それから、ランチ営業やテイクアウトを始めたことで、これまで来店したことがなかったかたからも注文を受けるようになりました。コロナ禍で先行きがわからないなか、お客さんとの新しい出会いはとてもありがたく、大きな励みになっています。
大将の中川さん
さかな八百弥さんのおすすめは「やりいかの炭火焼き」。
自家製のタレにつけたイカを七輪の炭火で炙ります。お刺身でもおいしく食べられるくらい新鮮なイカは、火が通りすぎないくらいでいただくのがミソ。
丸石醸造さんの「二兎」と一緒にいただきます!

「口の中にイカのうま味が広がります。二兎のすっきりとした旨みと酸味がよく合う。最高の組み合わせです!」
いかさん大好き♪
そろそろ食べごろ?
いただきまーす!
大将の中川さんのおすすめ
丸石醸造の「二兎」。グラスもかわいい♡
おいしさベストマッチ
最後にエールと色紙をプレゼント。
「やりいかとってもおいしかったです!次回は、ランチやテイクアウトメニューも食べてみたいです。」

大将の中川さんから
「この状況の中、私たちができることはおいしい料理を楽しんでもらうこと。再びたくさんのお客さんが来られるようになることを、心待ちにしています!」
◆店舗情報◆
さかな 八百弥
住所 〒444-0044 愛知県岡崎市康生通南2-31
営業時間 17:00~24:00(L.O23:00)
定休日 日曜日
電話 0564-83-7808

橘香恋が感謝とエールをお届けしました

生まれも、育ちも岡崎市。現在は地元を離れ、タレントとして活動中。
昨年度はエヴァンゲリオンレーシング所属のレースクイーンとして活動し、日本レースクイーン大賞2019では新人部門で準グランプリを獲得するなど人気急上昇中です。現在はテレビ、CM、雑誌などに出演し、活躍の場を広げています。
その華奢な外見からは想像できませんが、自身のツイッターでは飯テロと称し、豪快な食べっぷりを披露しています。

「地元を離れた今でも、すぐに帰りたくなる。そんなあたたかいまち岡崎が大好きです。もっともっと有名になって、岡崎を全国の皆さんにPRするのが私の目標!
今回、伺った丸石醸造さんの周囲のかたへの思いやりの気持ちで、私もあたたかい気持ちになりました。それから、さかな八百弥さんのいつでも『食』を楽しんでほしいという想いもとても伝わってきました!」

*橘香恋さんインタビュー記事
https://citypromotion.okazaki-kanko.jp/report/heart-story-13
*橘香恋さん所属事務所ヴィクトリーロード公式サイト
http://victory-road-tokyo.com/karen_tachibana.html
*橘香恋さん公式ツイッター(豪快な食べっぷりはこちらでもチェックを!!)
https://twitter.com/karen_du_ub
*橘香恋さん公式インスタグラム(飯テロ以外も!橘さんの魅力が詰まってます)
https://www.instagram.com/karen_du_ub/

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