「どうする家康」聖地巡礼で岡崎公園へ!一日たっぷり楽しめる魅力満載です‼

公開日:2023.06.30     おでかけ
~撮る、買う、学ぶ…楽しみ方色々 「どうする家康」で話題の岡崎公園~

徳川家康が、誕生から織田・今川の人質となるまでの幼少期と、永禄3年(1560)桶狭間の戦いの後、
今川から独立を果たし、浜松城へと拠点を移すまでの青年期を過ごした三河国の岡崎藩。
そんな岡崎の中でも、大河ドラマ「どうする家康」と特にゆかりの深い場所と言えば岡崎公園です。
「どうする家康」前半の名シーンも振り返りながら、今こそ行きたい岡崎公園の魅力を紹介します。

まずは家康誕生のシーンから
-どうする家康を振り返りながら岡崎公園の散策へ行こう!-

第1~3回の桶狭間の戦いから三河平定にかけて、主君である今川義元が織田信長に敗れて討ち死にした後、徳川家康は三河平定を目指して拠点を岡崎城へ。大河ドラマ「どうする家康」には、岡崎城・岡崎公園にまつわる名場面がたくさん登場しますが、まずは家康誕生のシーンを振り返るところから。

「寅の年、寅の日、寅の刻に生まれましたゆえ、寅の化身のようにたくましくなるに違いありません」。「神の君が比類なき猛将であられることは君がお生まれになった瞬間から定められていたこと」と於大の方。ドラマでは松嶋菜々子さんが演じる家康の母親が語ったのが天文11年(1542)12月26日、徳川・松平家の幼名である竹千代、後の徳川家康が誕生した瞬間で、場所は皆さんもご存知の岡崎城です。

尾張の織田信秀(信長の父)と、駿府の今川義元が勢力を拡大しながら、三河の各所で合戦を繰り広げる、百年近くにおよぶ戦国時代の真っ只中に産声を上げた家康。後に戦国乱世を平定して、三河の弱小大名から天下人へ上り詰める家康は、日本人なら誰もが知っている歴史上の人物であり、そんな家康は岡崎市民にとって身近であり、自慢でもあり、いつまでも特別な存在としてあり続けるでしょう。

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■岡崎城

【開館時間】
9:00~17:00(入館は~16:30)

【休館日】
年末(12/29~12/31)※「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」開館中は無休

【入館料】 
大人(中学生以上)300円、小人(5歳以上)50円

岡崎城の隣に鎮座する龍城神社
-昇竜伝説のパワースポット 出世・開運のご利益を-

「龍城神社」拝殿天井の木彫りの昇龍
於大の方の言葉にあるように、寅の年、寅の日…ということで家康には「寅童子(とらどうじ)」の異名もありますが、他にも、その誕生を祝うように城楼の上に雲を呼び、風を招く金の龍が現れて昇天したという伝説も。岡崎城の隣に鎮座する「龍城神社(たつきじんじゃ)」の拝殿天井には、木彫りの昇龍が奉納されているので、ぜひ昇竜伝説のパワーを授かってください!「龍城神社」御祭神として家康と、岡崎城最後の城主で本多氏の祖・忠勝が祀られています。
「龍の井」は出世、開運、安産、厄除けに
さらに昇竜伝説にちなんでもうひとつ。家康の誕生をはじめ吉兆の度に、井戸の水が噴出して龍神に注いだと伝えられる「龍の井」もパワースポットとして注目!現在は岡崎城と「龍城神社」の間にあり、出世開運の井と称えられています。
岡崎城の隣に鎮座する「龍城神社」

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■龍城神社(たつきじんじゃ)

【住所】
愛知県岡崎市康生町561(社務所)

【TEL】
0564-21-5517

【時間】
終日参拝可
社務所対応時間9:00~16:00

家康生誕の胞衣塚と産湯の井戸
-日本人なら一度は行きたい 生誕の地ならではの神秘の場所-

  • こちらの「胞衣塚」は昭和11年に建てられました

    こちらの「胞衣塚」は昭和11年に建てられました

昭和11年建立「胞衣塚」の石塔
岡崎城の「坂谷曲輪(さかたにくるわ)」に残る、家康の胞衣を埋めたとされる「胞衣塚(えなづか)」。胞衣とは出産時に排出される胎盤やへその緒のことで、古来より武家などでは、本人の分身のように手厚く扱われ、健やかな成長と出世を願う慣習から、壺に入れて埋葬していました。胞衣を埋めた場所には塚や碑が作られて、信仰の対象となることも。こちらの「胞衣塚」は現在、岡崎城前の坂を降りて西側へ少し進んだ、伊賀川のほとりにありますが、本来の「胞衣塚」は石柱横にある丸い石で、本丸南に祀られていたそうです。

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■胞衣塚(えなづか)

【時間】
終日開放
後に神聖視された家康の「産湯の井戸」
そして家康の母・於大の方は出産直前に「坂谷曲輪」に移って出産したとも言われて、その「坂谷曲輪」には「胞衣塚」とともに「産湯の井戸(うぶゆのいど)」も残されています。

岡崎城の裏の坂道から伊賀川方面へ下っていくと、石造りの「産湯の井戸」が見えてきます。その名称の通り家康が生まれて、最初に浸かった産湯を汲んだ井戸として伝えられています。
井戸の水は実際に触れることができます
今では井戸の底に水は見えませんが、すぐ横で、井戸の水を地下から汲み上げて、浄水設備を通して直接触れられるようになっています。飲用ではありませんのでご注意を。こちらもパワースポットとして有名なので、岡崎公園に訪れた際はぜひ触れてみてください。

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■産湯の井戸(うぶみのいど)

【時間】
終日開放

しかみ顔で座る家康像
-武田軍との戦を反省する 家康像※諸説あり-

  • 岡崎公園に鎮座する、徳川家康しかみ顔の座像

    岡崎公園に鎮座する、徳川家康しかみ顔の座像

家康誕生にまつわるもの以外に、岡崎公園で紹介したいのが「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」の横で、しかみ顔で座っている家康像。時は1573年の遠江国・三方ヶ原での武田信玄との戦い。ドラマでは少し進んで第18回の「真・三方ヶ原合戦」で、甲本雅裕さん演じる譜代家臣の夏目吉信が家康の甲冑「金荼美具足(きんだみぐそく)」を身につけて「徳川三河守家康はここにおるぞ!」と身代わりとなり討ち死にする壮絶なシーンが印象的でした。

結果的に、無理な戦いを挑んだ家康軍は大敗。しかみ像は、夏目吉信以外にも本多平八郎忠勝の叔父・忠真をはじめ、多くの有力な家臣を失った家康が、自戒の念を込めて描かせた原資料を基に製作された石像。ただ、このお話、近年の研究により創作話という説が有力になっています。

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■しかみ顔の座像

【時間】
終日開放

大河ドラマ館とおかざき屋へ行こう
-大河ドラマのこと もっと知りたい人へ-

  • 「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」の外観

    「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」の外観

  • 館内入ってすぐのフォトスポット

    館内入ってすぐのフォトスポット

  • 松本潤さん着用の鎧(撮影使用品)

    松本潤さん着用の鎧(撮影使用品)

  • 「観光みやげ店 おかざき屋」の外観

    「観光みやげ店 おかざき屋」の外観

  • 人気商品のひとつ「御朱印帳」3,500円

    人気商品のひとつ「御朱印帳」3,500円

岡崎公園の「三河武士のやかた 家康館」が、大河ドラマに合わせて期間限定で「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」に。松本潤さんが着用した鎧や、出演者(のパネル)と一緒に撮影できるフォトスポット、ここでし見ることができないメイキング映像など充実のコンテンツで、大河ドラマの世界を満喫できます。

「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」では県内の小・中学生が平日に学校行事で入館する場合は無料に。またチケットの半券で様々な特典を受けることもできます。詳細はWebサイトでご確認ください。

また「観光みやげ店 おかざき屋」には、大河ドラマ関連のグッズをはじめ、徳川家康や岡崎城にゆかりのあるお菓子などなど、ご当地アイテムが多数ラインナップ。お土産に、自分へのご褒美に、色々と選べるバラエティ豊かな品揃えが魅力です。ともに岡崎公園内にオープンしているから、観光やレジャーと合わせて気軽に足を運べるところも嬉しい!

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■どうする家康 岡崎 大河ドラマ館

【開館期間】
2024年1月8日(月・祝)まで

【開館時間】
9:00~17:00(最終入館16:30)

【入館料金】
大人800円(高校生以上)・小人400円(小・中学生)

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■観光みやげ店 おかざき屋

【営業時間】
9:00〜17:00

【定休日】
無休