どうする、2024初詣vol.2 岡崎市内の伝説の地で“神の君へ”想いを馳せて

公開日:2024.01.04     どうする
家康公ゆかりの岡崎市内の寺社仏閣へ、2024年の初詣企画第2弾。
大きな合戦の際に必ず参拝したり、開運厄除けの祈願を行ったり、
家康公のエピソードが伝わる寺社仏閣をご案内。
数々の伝説とともに“神の君へ”想いを馳せる、新年のお参りへ行こう!

家康公の必勝祈願のパワースポット

【どうする、2024初詣④】
伊賀八幡宮(いがはちまんぐう)
愛知県岡崎市伊賀町東郷中86

愛知環状鉄道北岡崎駅から東へ500mほど。伊賀川に面した場所で、国の重要文化財の鳥居をくぐり伊賀八幡宮へ。徳川家の祖・松平家4代目の当主にあたる親忠公が文明2年(1470)に氏神として伊賀八幡宮を当地に祀りました。八幡神は、武人としての命運が長く続くように願う武運長久(ぶうんちょうきゅう)や出世開運、子孫繁栄の守護神で、氏神として常に心を寄せた家康公は大きな合戦のときには必ず参詣したと伝えられています。
  • 境内に東照大権現をお祀り

    境内に東照大権現をお祀り

岡崎市の春の風物詩で、勇猛な三河武士団による豪華絢爛な時代絵巻「家康行列」の出陣式でも知られています(2024年以降の実施は未定)。

そして、戦乱の世を治めて太平の世を築いた家康公に後水尾天皇から送られた東照大権現(とうしょうだいごんげん)の神号。家康公の孫にあたる3代将軍の家光公が、松平家の守り神の伊賀八幡宮に家康公(東照大権現)をお祀りし続けて、幕府の守り神ともなりました。
  • 国の重要文化財の本殿

    国の重要文化財の本殿

  • 絢爛豪華な隨神門

    絢爛豪華な隨神門

松平家の守り神として、菩提寺の大樹寺とともに、江戸時代の将軍家からも畏敬の念を受けました。現在では家康公造営の本殿に加えて、家光公による幣殿や拝殿、隨神門(ずいしんもん)、神橋など伊賀八幡宮を構成するその多くが、国の重要文化財に指定されています。

葵御紋のお守りや御朱印は必勝祈願に人気で、また隨神門の前に広がる蓮池もフォトスポットとしても毎年、話題を集めています。
  • 蓮の花の写真(7月頃)

    蓮の花の写真(7月頃)

泥の中から美しく咲き誇る、蓮の花が見頃を迎える7月にもぜひ伊賀八幡宮を訪れてみてください。
武運長久の八幡神と、乱世を勝ち抜き天下泰平を成し遂げた東照大権現をお祀りする“開運の勝神様”は初詣にもぴったり!特に仕事や勉強など2024年は勝負の年!という人はぜひ足を運んでみてください。

徳川家ゆかりの歴史と伝統の古刹

【どうする、2024初詣⑤】
瀧山寺(瀧山東照宮)
たきさんじ(たきさんとうしょうぐう)
愛知県岡崎市滝町山籠107

「伊賀八幡宮」から車で10分ほど、奈良時代の600年代に創建された天台宗の古刹で、市街地から少し離れている分、豊かな自然に包まれた閑静な雰囲気も。

天武天皇の祈願により、その命を受けて薬師如来をお祀り建立された吉祥寺が始まり。熱田大宮司家、源頼朝の鎌倉幕府、歴代の足利氏、そして徳川家の恩恵を受けて、三河地方の文化発信の地として重要な役割を担ってきました。
  • 壮大な楼門「瀧山寺三門」

    壮大な楼門「瀧山寺三門」

  • 歴史ある「瀧山寺」の本堂

    歴史ある「瀧山寺」の本堂

岡崎市最古の和様建築物である壮大な楼門(ろうもん)「瀧山寺三門」と本堂は、ともに国の重要文化財に指定されています。
「瀧山寺」の境内には、家光公の命による正保3年(1646)建立の「瀧山東照宮」も。日光東照宮・久能山東照宮とともに日本三東照宮のひとつとされています。

「瀧山寺」本堂よりも一段高い場所にあり、極彩色の東照宮様式で建てられている社殿が、徳川家の繁栄ぶりを今に伝えています(現在、本殿、中門、拝殿、幣殿の保存修理工事中。工事期間は令和6年5月まで)。
  • 家康公建立の「日枝神社」

    家康公建立の「日枝神社」

  • 葵紋が入った燈籠が随所に

    葵紋が入った燈籠が随所に

また「瀧山寺」の裏には家康公が建立し、家光公によって再建された「日枝神社」も。徳川家の家紋が入った灯籠(とうろう)や5代目将軍の綱吉公の建てた鐘のお堂など、徳川家が「瀧山寺」を心から尊敬していたことが、様々な場所から伺えます。三河路に春を呼ぶ天下の奇祭と呼ばれる「鬼まつり」も有名です。

「瀧山寺」では多くの文化遺産を守りながら、奈良時代から受け継がれる歴史と伝統を、今も変わることなく岡崎の地で伝えています。

岡崎市最古の神社で開運厄除け祈願

【どうする、2024初詣⑥】
菅生神社(すごうじんじゃ)
愛知県岡崎市康生町630-1

岡崎公園の東隣で殿橋の北西、乙川に面したわかりやすい場所に佇み、地元の人はもちろん遠方からも足を運びやすい「菅生神社」。岡崎市最古の神社で、日本武尊(やまとたけるのみこと)の命による創建は何と西暦110年!

松平家とのゆかりも深く、家康公が25歳のときには、開運厄除けの祈願をされた神社としても有名です。
  • 開運稲荷大明神

    開運稲荷大明神

  • 菅生東照宮

    菅生東照宮

  • 乙川に面した鳥居

    乙川に面した鳥居

その後、江戸時代の幕末まで、岡崎城内鎮守の守護神として社殿・鳥居などの寄付も受けながら、城主代々の祈願所に。御祭神は家康公、天照皇大神、豊受姫命、須佐之男命、菅原道真公で、本殿に家康公をお祀りしています。
岡崎市と共催で8月第1土曜日に「菅生祭」鉾船(ほこぶね)神事の花火奉納を行っています。江戸時代の文化文政の頃から現在まで続く歴史あるお祭りで、東海エリアを代表的する夏の花火として全国的にも知られています。他にも美しい花手水や期間限定の御朱印など、見どころ満載です!

家康公が石板鳥居をくぐると病気が完治

【どうする、2024初詣⑦】
新田白山神社
(にったはくさんじんじゃ)
愛知県岡崎市康生町345-1

「岡崎公園」から西へ、坂谷橋から伊賀川を渡った先の住宅街に佇む「新田白山神社」。祭神は白山姫命と新田義重公。

永禄9年(1566)、家康公が岡崎城に在城の際に厄除け開運祈願のため、皇族と血縁の深い源氏の一族で、新田家ゆかりの地・上州新田(現在の群馬県太田市)から勧請(かんじょう)したと伝えられています。江戸時代以降、岡崎城の拡張整備に伴い区画内に引き込まれて、岡崎城主代々の産土神(うぶすながみ)として崇敬されてきました。
「新田白山神社」で、家康公が25歳の厄除祈願の際、自然石の石板鳥居をくぐったところ、患っていた水ぼうそうが治ったと言われています。毎年6月30日の夕方頃に行われる夏の神事では、家康公にならった厄除けの石板鳥居くぐりも行われています。
  • 御神木の大楠

    御神木の大楠

また天然記念物に指定された、樹齢600年以上を誇る大楠も注目です!自然のエネルギーを全身で感じられる御神木のパワースポットで、歴史遺産としての価値も非常に高く「新田白山神社」の境内でもひと際目立っています。

神の君へ願いを込めた初詣

大河ドラマ「どうする家康」が大きな話題を集めた2023年も間もなく幕を閉じます。新たな年のスタートは、家康公生誕の地である岡崎市の寺社仏閣めぐりへ。

「どうする家康」最後のシーン、家康公逝去の直前。ドラマ内で何度も描かれていた平和の象徴的なシーンでもある「えびすくい」の先に、現在までも見据えて戦のない日本を瀬名姫と願う家康公に祈りを捧げてみては。