地域福祉センターってどんなところ?世代を超えた交流の拠点『中央地域福祉センター「とはなす中央」』

公開日:2026.09.30     暮らし
岡崎市内にある、6カ所の地域福祉センター(高年者センター、東部、西部、南部、北部、中部)は、世代を超えた交流の拠点であることをご存じでしょうか。

その名称から、「高齢者のかたを対象とした施設」というイメージがありますが、それは令和4年度(2022年度)までの話。
令和5年度(2023年度)からは年齢に関係なく誰でも利用できるようになり、地域の皆さんが自由に過ごし、交流できる身近な場となりました。

今回は、6カ所の中から、梅園町にある『中央地域福祉センター「とはなす中央」』を訪問し、施設の取り組みなどについて伺いました。

地域福祉センターとは?

健康づくりや趣味活動、利用者同士の交流などを楽しめる施設です。
集会室や囲碁将棋コーナー、施設によっては浴室などを備えています。
令和5年度(2023年度)以降、年齢に関係なく誰でも利用できる施設として、授乳室や絵本コーナーなど、小さなお子さん連れのかたも安心して利用できる環境も整えられました。

「とはなす」の意味

年齢制限がなくなったことから、地域のかたがたにさらに親しみをもってもらえるよう「愛称」を検討し、利用者のかたの投票により「とはなす」に決まりました。
「とはなす」は「~と話す」という意味で、「誰もが大切にされる場所」として、訪れた人がありのままでいることができ、話したい時には誰かと話せる場所であってほしい、という思いが込められています。

「とはなす中央」ってどんなところ?

施設は、岡崎市役所から歩いて約15分、岡崎市梅園町にあります。
周辺は閑静な住宅街に囲まれた落ち着いた環境で、近くには籠田公園や市民会館があります。
■設備について
[ロビー]
談笑や勉強、読書ができるテーブル・イス、絵本やおもちゃがあるキッズスペース、ビデオゲームのボウリングやテニスなどを備えた交流スペースです。

[ふれあいほーる(ミニ体育館)]
他の福祉センターにはない、とはなす中央ならではの設備。
ヨガ、体操などの講座が行われたり、イベントや自主グループの活動にも利用できます。

[和室]
茶道やお花以外にも、太極拳、大正琴などの講座が行われています。


その他にも、囲碁・将棋スペース、ごまんぞく体操コーナー、カラオケなどさまざまな世代のかたが楽しめる設備が整っています。
ロビー
キッズスペース
ふれあいほーる
和室
囲碁・将棋スペース
ごまんぞく体操コーナー
  • ババ抜き大会

    ババ抜き大会

  • 誰でもディスコ

    誰でもディスコ

  • 歌声サロン

    歌声サロン

  • はっぴー卓球

    はっぴー卓球

  • 折り紙の会

    折り紙の会

■開催しているイベントについて
令和7年度に開催したイベントの数はなんと90回。
「ババ抜き大会」や「誰でもディスコ」など、様々な年代のかたが交流できるイベントが数多く開催されています。

小学生の子がご年配のかたにババ抜きのコツを教えていたり、障がいのあるかたもないかたも一緒になって踊っていたりと、年齢や立場を超えて自然に交流しています。

※内容によっては年齢等制限あり

交流のきっかけを支えるスタッフ

イベントなどを通して、さまざまな交流やつながりが生まれている「とはなす中央」。
しかし、年齢制限がなくなった当初は、それまで利用対象ではなかった60歳未満の世代に施設を知ってもらい、利用してもらうことに苦労しました。

そのような中で、交流のきっかけづくりや居心地の良い場づくりを支えてきたのが、施設スタッフの皆さんです。
今回は、館長の稲葉さんと副館長の柿本さんに、施設運営への思いや取り組みについて伺いました。
  • 館長:稲葉さん

    館長:稲葉さん

  • 副館長:柿本さん

    副館長:柿本さん

利用者の皆さんとのかかわりを大切に
お二人が施設運営で大切にしていることは?

・館長の稲葉さん
「利用者の皆さんと関わる際は、近所のおじさんが子どもたちやご年配のかたと話したりするようなイメージで、“等身大”で関わることを大切にしています。子どもたちがルールを守っていなければ注意する、いいことをすればほめる。たくさんコミュニケーションをとるように心がけています。」

・副館長の柿本さん
「利用者の皆さんと、一緒に施設をつくり上げていきたいと思っています。利用者さんが体験したいこと、やってみたいことを聴くようにして、それが実現できるようなお手伝いができれば、と思っています。」


地域とのつながりが薄れつつある現代でも、施設の中で年齢の枠を超えた温かいやりとりが生まれている背景には、スタッフの皆さんのこのような思いや姿勢があります。
人と人をつなぐ施設を目指して
お二人が目指す「とはなす中央」の未来像とは?

・稲葉さん
「地域のかたに親しまれ、必要とされる施設であり続けたいです。地域福祉センターは市内に6カ所しかないので、『あの地域にはあんな施設があってうらやましい』と思ってもらえるような施設にしていきたいです。」

・柿本さん
「利用者さんがイベントの準備などにも携わって、みんなで施設をつくっていく仲間として過ごせる施設にできたら、と思っています。自分の居場所があり、安心して過ごせる。そして、やりたいことに挑戦できる。利用者さんが、“わたしたちの施設”という気持ちになれる施設を目指したいです。」
お二人から皆さんにメッセージ
「まずは一度、気軽に立ち寄ってみてください。開催しているイベントに参加したり、館内の掲示物やチラシを見たりしながら、施設について知っていただければと思います。
その中から、自分に合ったイベントや利用方法、やってみたいことを見つけてもらえたらうれしいです。」
地域福祉センターは、様々な年代のかたが集まる良い意味での“ごちゃまぜ”を味わえる場所です。

家族や学校、職場以外の人と関わる機会が少なくなりがちな今だからこそ、このような交流の場は大切にしていきたい存在です。

「地域福祉センターってどんなところだろう?」と思ったかたは、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
世代を超えた温かなつながりが待っているかもしれません。