岡崎市のパワースポット「龍城神社」で新しい年の始まりを。知っておきたい参拝の作法も紹介

公開日：2024.12.25 暮らし

初詣に、どこの神社に行くか決まっていますか？徳川家康公の誕生の日、黄金の龍が天に昇ったという伝説がある「龍城神社」は、市内屈指のパワースポット。新年を充実したものにしたいかたには、ぜひ訪れていただきたい場所です。

最近では新しいお守りや御朱印も登場しており、何度もお参りしたことがあっても発見があるはずです。龍城神社について、神社参拝の作法とともに紹介します。

龍城神社とは？

龍城神社は、徳川家康公と本多忠勝公を合祀する神社です。その歴史は、岡崎城に現れた2頭の龍から始まります。

1452年、三河国守護代・西郷稠頼（つぎより）が岡崎城を築城しました。すると、城の井戸から龍神が現れ、天に昇っていったといわれています。

また、1543年に徳川家康公が生誕した際も、岡崎城には金の龍が現れたといいます。そして1624年ごろには、家康公が戦乱の世を鎮めたことをたたえ、城内に東照宮が祀られます。

この東照宮は1766年には岡崎城三の丸に遷座され、本丸には本多忠勝公を祀った映世神社が創建されました。その後、1876年に東照宮と映世神社は合祀され、龍城神社となりました。

以降、龍城神社は諸願成就や開運守護の神社として、市内外の多くの人々に親しまれています。

本殿の天井にも、大きな龍の彫刻が。この彫刻は国内最大級と言われており、迫力満点です。

実はこの彫刻にはセンサーが付いており、本殿で参拝をすると、拍手の音に反応して龍の鳴き声が聞こえます。龍城神社に訪れた際はぜひ本殿に訪れてみてください。なお、本殿に入る際は必ず、社務所に声をかけましょう。

個性豊かな授与品もチェック

「開運光導く金龍透明御守」（2,000円）

龍城神社には、ユニークな授与品も多数並んでいます。

たとえば2024年11月から登場した「開運光導く金龍透明御守」は、「先を見通し、開運に導く」ということにかけた透明のお守りです。昇り龍や岡崎城をあしらっていて、光にかざすと虹色に輝きます。紐は緑とピンクの2色があり、好きな方を選ぶことができます。

左から「勝御守り」、「開運御守り」、「心願成就御守」（各800円）。

お守りの種類も豊富。開運や心願成就など、一人一人の願い事に合うようさまざまなものを用意しています。

中でも人気の「勝御守り」は、岡崎市のバレーボールチーム「ジェイテクトSTINGS愛知」の選手たちも、参拝の際に持ち帰ったもの。何かの勝負に挑戦する人、自分自身に打ち勝ちたい人は、選んでみてはいかがでしょうか。

「巳年御朱印」（1,500円）。色味は2種類あり、好きな方を選べる。

さらに年始からは、干支モチーフの御朱印も登場。巳年となる2025年は、2匹のヘビがハートをかたどった御朱印を用意しています。

切り絵作家に依頼して作った特別な御朱印を、黒やピンクの台紙に乗せた1枚。参拝の記念としてはもちろん、インテリアとしても活躍しそうです。

これで安心！参拝の作法をおさらい

初詣に行きたいものの、日頃あまり神社に行く機会がなく、参拝の方法に自信がない人もいるかもしれません。そこで、一般的な神社の参拝方法を解説します。

なお、手水や参拝の作法は、神社や地域によって異なる場合があります。その場合は、参拝する神社での作法に従ってください。

神社に到着したらまずは手水舎（てみずや）に行って、手水（てみず）で心身を清めましょう。ここでは、以下の作法で行います。

（1）右手で柄杓（ひしゃく）を持ち、手水鉢から水を汲む
（2）汲んだ水で、左手→右手→口の順で清める
（3）もう一度左手に水をかけ、清める

手が濡れることを見越して、あらかじめハンカチ類を用意しておくと便利です。また、口を清める際は柄杓に直接口を付けず、手に取った水を使ってください。

作法通りに清めたあとは、神前に進んで参拝をしましょう。ここでは、以下の作法で行います。

（1）背筋を正して立つ
（2）腰を90度に曲げて、深いお辞儀を2回する
（3）両手を胸の高さで合わせて、右手だけを下に少しずらす
（4）拍手を2回し、下げた右手を戻して指先をそろえる
（5）背筋を正して立ち、腰を90度に曲げて深いお辞儀を1回する

神前にひものついた鈴がある場合は、まず鈴を鳴らしましょう。また、賽銭箱がある場合は、お賽銭をお供えしてから参拝します。お賽銭の金額に定めはないため、自分の気持ちで決めた金額をお供えすれば問題ありません。