公開日:2018.12.26
"〇にナる" 岡崎まちものがたり
丸石醸造の創業は1690年(元禄3年)、その歴史は約330年に及びます。名前に「醸造」と付くことからもわかる通り、かつては日本酒だけなくみりんや醤油などの醸造品をはじめ幅広い商売を行なっていました。
しかし、1945年(昭和20年)7月の岡崎空襲により敷地のほとんどを焼失。幸運にも焼失を免れた蔵で、それまで兵庫県の工場で生産していた日本酒『長誉(ちょうよ)』の製造を開始しました。
そこから現在の形になり、今は代表取締役の深田英揮(ひでき)さんが蔵を取り仕切っています。
しかし、1945年(昭和20年)7月の岡崎空襲により敷地のほとんどを焼失。幸運にも焼失を免れた蔵で、それまで兵庫県の工場で生産していた日本酒『長誉(ちょうよ)』の製造を開始しました。
そこから現在の形になり、今は代表取締役の深田英揮(ひでき)さんが蔵を取り仕切っています。
長誉を筆頭に、丸石醸造の日本酒は地元で長く親しまれてきました。贈答用として人気が高いのが、吟醸酒『徳川家康』。日本酒づくりに適したお米である山田錦を使用しており、全国新酒鑑評会で近年11回も金賞を受賞している自慢の銘柄です。
一方、地元・三河地方の米を使って作られる銘柄『三河武士』は、ほとんどが愛知県内、特に岡崎市内で消費されるという、まさに“地産地消”の地酒。手に取りやすい価格帯に加えて、「少しずつ味をブラッシュアップさせているのが、長年愛され続ける理由かもしれません」と、深田さんは語ります。
このように地元での流通が多い中、「県外や海外で手に取ってもらえる銘柄を作りたい」という思いで、2015年に誕生したのが『二兎(にと)』です。
市内の地酒専門店などの協力も得ながら試行錯誤を重ね、約4年間の開発期間を経て完成したこの新銘柄。「後味をすっきりとさせることで、味と香り、酸味と甘味、重さと軽さなど相反する要素をバランスよく味わえるようになった」という自信作で、その評判は口コミで瞬く間に広がりました。現在、出荷数の6〜7割が県外で消費されているそうです。
同じく2015年には、岡崎で大正時代に作られていたという品種の復刻米「萬歳(ばんざい)米」を使用した日本酒『萬歳』も完成させ、話題になりました。
一方、地元・三河地方の米を使って作られる銘柄『三河武士』は、ほとんどが愛知県内、特に岡崎市内で消費されるという、まさに“地産地消”の地酒。手に取りやすい価格帯に加えて、「少しずつ味をブラッシュアップさせているのが、長年愛され続ける理由かもしれません」と、深田さんは語ります。
このように地元での流通が多い中、「県外や海外で手に取ってもらえる銘柄を作りたい」という思いで、2015年に誕生したのが『二兎(にと)』です。
市内の地酒専門店などの協力も得ながら試行錯誤を重ね、約4年間の開発期間を経て完成したこの新銘柄。「後味をすっきりとさせることで、味と香り、酸味と甘味、重さと軽さなど相反する要素をバランスよく味わえるようになった」という自信作で、その評判は口コミで瞬く間に広がりました。現在、出荷数の6〜7割が県外で消費されているそうです。
同じく2015年には、岡崎で大正時代に作られていたという品種の復刻米「萬歳(ばんざい)米」を使用した日本酒『萬歳』も完成させ、話題になりました。
「二兎を発売したことにより、蔵の全国的な認知度も上がってきて、5年、10年後のビジョンも描きやすくなりました」。時代を見据えたマーケティングにも力を入れ、歴史ある酒蔵に変化を取り入れている深田さんはこう話します。
季節ごとに開催する「長誉祭り」や、毎月第2土・日曜に限定酒などを販売するイベント「丸石の日」では、岡崎市外からの来場者も増えているのだとか。
「本来、日本酒はその土地で飲まれることが一番だと考えているので、『萬歳』のような岡崎の人たちに喜ばれる酒造りにも引き続き取り組んでいきたいです」。
新しい挑戦をしながらも地元と共に歩んでいく展望を語ったうえで、「101%でいいから以前よりよい状態で、酒造りを次の世代へ繋げていきたい」と、未来を見据えた明るい瞳で話してくれました。
季節ごとに開催する「長誉祭り」や、毎月第2土・日曜に限定酒などを販売するイベント「丸石の日」では、岡崎市外からの来場者も増えているのだとか。
「本来、日本酒はその土地で飲まれることが一番だと考えているので、『萬歳』のような岡崎の人たちに喜ばれる酒造りにも引き続き取り組んでいきたいです」。
新しい挑戦をしながらも地元と共に歩んでいく展望を語ったうえで、「101%でいいから以前よりよい状態で、酒造りを次の世代へ繋げていきたい」と、未来を見据えた明るい瞳で話してくれました。
◯丸石醸造株式会社data
■電話:0564-23-3333
■時間:9:00~16:00
■休み: 年末年始、GW、お盆
■HP:http://www.014.co.jp/
※蔵開きは2月第1土曜・日曜に開催されます。
※最新情報(イベント、販売商品など)等の詳細はHPでご確認ください。
■電話:0564-23-3333
■時間:9:00~16:00
■休み: 年末年始、GW、お盆
■HP:http://www.014.co.jp/
※蔵開きは2月第1土曜・日曜に開催されます。
※最新情報(イベント、販売商品など)等の詳細はHPでご確認ください。
○関連学区まちものがたりリンク
02根石学区まちものがたり
02根石学区まちものがたり
インフォメーション
場所:愛知県岡崎市中町6-2-5