野鳥の森と竜美丘学区の野鳥たち

公開日:2018.08.21     "〇にナる" 岡崎まちものがたり
土地区画整理事業により誕生した竜美丘学区は、もともと区域の約80%が山林でした。その頃の自然を今でも感じられるのが「竜美ヶ丘公園」です。今回は、竜美ヶ丘公園と、学区で見られる野鳥たちを紹介します。
  • 竜美ヶ丘公園の入り口

    竜美ヶ丘公園の入り口

  • 入り口にある土地区画整理事業の記念碑

    入り口にある土地区画整理事業の記念碑

自然を後世に残すために整備された竜美ヶ丘公園
昭和40年(1965年)から昭和63年(1988年)まで、約24年の歳月をかけて行われた竜美ヶ丘土地区画整理事業。山林だったこのエリアの自然の大部分が、宅地として開発されました。

そんな地域の自然を後世へ残すために、区域の一部を公園として整備。そして昭和53年(1978年)に開設されたのが竜美ヶ丘公園です。通称、野鳥の森とも呼ばれています。

公園の面積は5.10haで、竜美ヶ丘公園の入り口には区画整理事業の記念碑があります。公園内は、区画整理前から引き継がれた自然林と、展望台や多目的広場、遊戯施設などがあります
  • 木陰のベンチでひと休み

    木陰のベンチでひと休み

  • 夏でも木陰が涼しい園路

    夏でも木陰が涼しい園路

  • 石畳の階段

    石畳の階段

  • 竜美ヶ丘公園展望台

    竜美ヶ丘公園展望台

  • 約40種類もの野鳥が紹介されています

    約40種類もの野鳥が紹介されています

  • 展望台から西側を望む

    展望台から西側を望む

  • 東側には岡崎中央総合公園も

    東側には岡崎中央総合公園も

夏でも涼しげな癒しの森と、市内360度を見渡せる展望台
一歩足を踏み入れると、市の中心部であるにも関わらず、こんもりとした豊かな森に囲まれます。

園路の途中にはベンチもありました。木陰で一休みして、野鳥の声に耳を澄ませるのもいいでしょう。

ちなみに取材日は酷暑といわれる8月の暑い日でしたが、園路は木々が直射日光を遮り、木漏れ日がなんだか涼やか。風が吹くと爽やかな気分になりました。

なお、園路は整備されていますが、石畳の場所もあるので、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。

公園の入り口から5分ほど歩くと、展望台へ到着。この森で見られる鳥を紹介した案内板も設置されています。

展望台の標高は76.7m。ここに、岡崎市内を360度見渡せるすばらしい眺望がありました。

展望台から景色を眺めると、西側には手前にイオンモール岡崎が見え、その先には矢作川と岡崎平野が広がります。

北側には、自然科学研究機構の巨大な建物と、その向こうに三河山地が続きます。東の先には岡崎中央総合公園も見えました。
  • 左がアオサギ、右がダイサギ

    左がアオサギ、右がダイサギ

  • 奥がマガモ、手前がオオバン

    奥がマガモ、手前がオオバン

  • 乙川で撮影されたカワセミ

    乙川で撮影されたカワセミ

  • 乙川沿いで撮影された岡崎市の「市の鳥」

    乙川沿いで撮影された岡崎市の「市の鳥」

竜美ヶ丘公園だけじゃない!学区で見られる鳥たち
竜美ヶ丘公園以外にも、竜美丘学区内で野鳥を観察することができます。特に野鳥が多く見られるのは、学区の東側を流れる乙川です。

乙川には、アオサギやダイサギ、マガモやオオバン、そして美しい青色のカワセミなど。季節により、さまざまな野鳥を見つけることができます。

ところで、みなさんは岡崎市の「市の鳥」をご存知でしょうか。

正解は、ハクセキレイ。市の鳥は、昭和50年に、市民の投票で選出されました。ハクセキレイは白色と黒色のスマートな鳥で、スズメより少し大きく、尾が長いのが特徴です。

ハクセキレイが市の鳥に指定された理由としては、生活圏が主に水辺で、乙川や矢作川など清流が流れる岡崎のイメージに合うこと。また、昭和40年代、数千羽のハクセキレイが矢作橋で集団ねぐらを作っていたことが全国的に有名だったという点などがあげられます。

市街地でありながら、豊かな自然が残る竜美丘学区。ぜひ竜美ヶ丘公園や乙川へ、野鳥を探しに行ってみてはいかがでしょうか。
○取材協力・野鳥写真提供:竜美丘学区 総代会長 山本吉夫
〇参考文献:
「岡崎竜海風土記」/編著:大石収宏
「竜美丘の自然」/岡崎高校自然観察会
「岡崎の乙川沿い文化・自然・観光」/編著:大石収宏
「竜美ヶ丘」/編集・発行:岡崎市竜美ヶ丘土地区画整理組合
○竜美ヶ丘公園data
■所在地:岡崎市竜美東1丁目地内
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09竜美丘学区まちものがたり

インフォメーション

場所:愛知県岡崎市竜美東1丁目地内