公開日:2018.08.01
"〇にナる" 岡崎まちものがたり
ビオ竜谷は学習と憩いの場
ビオ竜谷は平成14年、竜谷小学校創立100周年を記念して造られました。ビオトープとはさまざまな生き物が棲む空間、場所のこと。絶滅危惧種の淡水魚、カワバタモロコを守る活動をしている地元の保存会の方との交流をきっかけに、竜谷学区の方々が中心となって校舎の南側に穴を掘り、大きな池と水路を配した「ビオ竜谷」が完成しました。
ビオ竜谷は学習の場で活用され、低学年は生活科の授業で、高学年は理科の授業で水辺の生き物や植物の観察を行っています。3年前には学習と憩いの場所としても使えるよう、木のテーブルとイスが置かれました。気候のいい日には青空の下で勉強したり、給食を食べたりすることもあるそうです。
ビオ竜谷は学習の場で活用され、低学年は生活科の授業で、高学年は理科の授業で水辺の生き物や植物の観察を行っています。3年前には学習と憩いの場所としても使えるよう、木のテーブルとイスが置かれました。気候のいい日には青空の下で勉強したり、給食を食べたりすることもあるそうです。
ビオ竜谷にはどんな生き物がいるの?
ビオ竜谷には多種多様な生き物が棲んでいます。ドジョウやメダカ、カワムツなどの淡水魚もいれば、ホタルのエサになるカワニナやアメンボなどの水生生物も。もちろん、希少な淡水魚、カワバタモロコもいます。 学校も豊かな自然に囲まれているので、チョウやトンボなどの昆虫、小さな鳥たちもやってきます。
池の中には藻がびっしり生えています。ビオ竜谷を管理している小島先生が手づかみして見せてくれたのはオオカナダモという藻。別の名をアナカリスというこの藻は水中で光合成を行って酸素を放出し、生き物が棲みやすい環境をつくってくれるのだそうです。この藻のおかげで、カワバタモロコもメダカも快適に過ごせるというわけ。ただ、藻が増えすぎても良くないので、年に1度、夏休みが始まる前に5年生が中心となって掃除を行い、ビオ竜谷の環境維持に取り組んでいます。
池の中には藻がびっしり生えています。ビオ竜谷を管理している小島先生が手づかみして見せてくれたのはオオカナダモという藻。別の名をアナカリスというこの藻は水中で光合成を行って酸素を放出し、生き物が棲みやすい環境をつくってくれるのだそうです。この藻のおかげで、カワバタモロコもメダカも快適に過ごせるというわけ。ただ、藻が増えすぎても良くないので、年に1度、夏休みが始まる前に5年生が中心となって掃除を行い、ビオ竜谷の環境維持に取り組んでいます。
ビオ竜谷は子どもたちの遊び場
さて、取材でおじゃました日は運動場がぬかるんでいるため使用禁止。そのせいなのか、2時間目と3時間目の間の休み時間になると、外で遊びたい子どもたちがビオ竜谷に一斉に集まってきました。水路に草花を流して追いかけたり、水の中に腕を突っ込んで生き物を捕まえようとしたり、この後も授業があるというのに元気いっぱい。何を捕まえているの?と聞くと、「ドジョウだよ!」とのこと。「あっちだ!「こっちだ!」と声を掛け合い、低学年も高学年も関係なく一緒に遊んでいました。
ビオ竜谷には小さな生き物だけでなく、オットセイやサイもいます。もちろん本物ではありません。遊具として造られたものですが、とても表情がユニークなのです。
もう一つ気になる存在は緑色の巨大な球体。これは一体なに? 小島先生に尋ねると、この球体は雨水を溜めるタンクで、完成当初からしばらくの間、ビオ竜谷に水を送り込む役割を果たしていたそうです。今は使われていませんが、ビオ竜谷の一部として風景に溶け込んでいます。
学習の場でも休み時間でも子どもたちを夢中にさせるビオ竜谷。教室のすぐそばにあるこのビオ竜谷は、いまや竜谷小学校に欠かせない大切な場所になっていました。
ビオ竜谷には小さな生き物だけでなく、オットセイやサイもいます。もちろん本物ではありません。遊具として造られたものですが、とても表情がユニークなのです。
もう一つ気になる存在は緑色の巨大な球体。これは一体なに? 小島先生に尋ねると、この球体は雨水を溜めるタンクで、完成当初からしばらくの間、ビオ竜谷に水を送り込む役割を果たしていたそうです。今は使われていませんが、ビオ竜谷の一部として風景に溶け込んでいます。
学習の場でも休み時間でも子どもたちを夢中にさせるビオ竜谷。教室のすぐそばにあるこのビオ竜谷は、いまや竜谷小学校に欠かせない大切な場所になっていました。
○取材協力(敬称略)
岡崎市立竜谷小学校
■電話:0564-53-3865
岡崎市立竜谷小学校
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24竜谷学区まちものがたり
インフォメーション
場所:愛知県岡崎市竜泉寺町松本34-4