公開日:2018.07.20
"〇にナる" 岡崎まちものがたり
毎年たくさんの人で賑わう常磐東学区の夏の風物詩
夏の夕闇に沈む青木川を、人々の願いを照らし出した灯篭がゆらゆらと流れていく。そんな情緒あふれる光景を楽しむことのできる常磐東学区の青木川灯篭流し。毎年7月下旬に、常磐東小学校の向かいにある青木川せせらぎの広場で行われます。
初めて開催されたのは、2009年(平成21年)のことでした。発案者は、同年に常磐東小学校に赴任した元教頭の山本信幸さん。「以前に赴任していた小学校でも灯篭流しをやっていましたから、学校の目の前に青木川があるのを見て、すぐにやろうと決めました」と振り返ります。
そして常磐東学区社会教育委員会の同意を得て、一緒に準備を進めることになりました。ただし、最初からすべてが順調に進んだわけではありません。周りの先生や地域の人たちは、灯篭流しといっても具体的なイメージがわかず、手探りの状態で試行錯誤の繰り返しだったとか。
しかし当日を迎え、多くの人が青木川を流れていく灯篭を目の当たりにしたことで、状況が一変します。「こんなに美しいものなのかと、たくさんの人たちにとても喜ばれました」と山本さん。その喜びや感動が地域の一体感を生み、翌年以降の開催へとつながっていきました。
さらに2011年(平成23年)より、広大な夜空を美しく彩る大花火を開始。現在は、毎年およそ300人が集まる地元の夏の風物詩として定着しています。
初めて開催されたのは、2009年(平成21年)のことでした。発案者は、同年に常磐東小学校に赴任した元教頭の山本信幸さん。「以前に赴任していた小学校でも灯篭流しをやっていましたから、学校の目の前に青木川があるのを見て、すぐにやろうと決めました」と振り返ります。
そして常磐東学区社会教育委員会の同意を得て、一緒に準備を進めることになりました。ただし、最初からすべてが順調に進んだわけではありません。周りの先生や地域の人たちは、灯篭流しといっても具体的なイメージがわかず、手探りの状態で試行錯誤の繰り返しだったとか。
しかし当日を迎え、多くの人が青木川を流れていく灯篭を目の当たりにしたことで、状況が一変します。「こんなに美しいものなのかと、たくさんの人たちにとても喜ばれました」と山本さん。その喜びや感動が地域の一体感を生み、翌年以降の開催へとつながっていきました。
さらに2011年(平成23年)より、広大な夜空を美しく彩る大花火を開始。現在は、毎年およそ300人が集まる地元の夏の風物詩として定着しています。
毎年の開催に向けて 地域の人たちが一致団結
毎年の準備には、学区のさまざまな人たちの協力が不可欠です。「灯篭を載せたイカダの補修や、地域のかたに書いてもらうメッセージの募集など、準備は7月初旬頃から始まります」と話すのは、常磐東小学校長の近藤嗣郎先生。
主催を務める常磐東学区社会教育委員会でも、開催の1か月ほど前から広場周辺の草刈りなどを行います。「川の流れ具合も確認しまして、イカダがスムーズに流れるように地元消防団のみなさんが川の整備をしたり、地域の土建屋さんに臨時の橋の設置などを依頼したりしています」と委員長の中根良夫さん。前日の青木川の清掃や、当日の朝に行う駐車場の草刈りや案内板の設置なども委員会の担当です。
そして当日の夕方より、教職員や婦人部、寿会、消防団など学区の各団体が集合。イカダの移動やイカダが下流まで流れてしまうのを防ぐハシゴの設置など、一致団結してさまざまな準備にあたっています。
主催を務める常磐東学区社会教育委員会でも、開催の1か月ほど前から広場周辺の草刈りなどを行います。「川の流れ具合も確認しまして、イカダがスムーズに流れるように地元消防団のみなさんが川の整備をしたり、地域の土建屋さんに臨時の橋の設置などを依頼したりしています」と委員長の中根良夫さん。前日の青木川の清掃や、当日の朝に行う駐車場の草刈りや案内板の設置なども委員会の担当です。
そして当日の夕方より、教職員や婦人部、寿会、消防団など学区の各団体が集合。イカダの移動やイカダが下流まで流れてしまうのを防ぐハシゴの設置など、一致団結してさまざまな準備にあたっています。
多くの人に足を運んでもらい学区を越えた伝統行事に
2018年(平成30年)の第10回青木川灯篭流しは、7月29日(日)の19時から。大花火は19時45分から始まり、約450発の花火が打ち上がります。
「昨年から恵田学区と下山学区のみなさんも招待して、学区間の交流を活性化していく機会にもなっています」と近藤先生。中根さんも「学区内で親子や地域の絆を深めるのはもちろんのこと、今後はもっと幅広い地域の人たちが集まる伝統行事にしていきたい」と声をそろえます。
当日は約250台分の駐車場が用意されており、誰でも気軽に訪れてほしいとのこと。ぜひみなさんも灯篭流しと大花火の美しさを堪能し、すてきな夏の思い出をつくってみてはいかがでしょうか。
「昨年から恵田学区と下山学区のみなさんも招待して、学区間の交流を活性化していく機会にもなっています」と近藤先生。中根さんも「学区内で親子や地域の絆を深めるのはもちろんのこと、今後はもっと幅広い地域の人たちが集まる伝統行事にしていきたい」と声をそろえます。
当日は約250台分の駐車場が用意されており、誰でも気軽に訪れてほしいとのこと。ぜひみなさんも灯篭流しと大花火の美しさを堪能し、すてきな夏の思い出をつくってみてはいかがでしょうか。
◯青木川灯篭流しと大花火data
■日時:7月29日(日)19時〜(大花火は19時45分〜)
■場所:常磐東小学校(岡崎市米河内町惣作32)前の青木川せせらぎの広場
■問合せ:0564-46-2108(常磐東小学校)
■日時:7月29日(日)19時〜(大花火は19時45分〜)
■場所:常磐東小学校(岡崎市米河内町惣作32)前の青木川せせらぎの広場
■問合せ:0564-46-2108(常磐東小学校)
関連学区まちものがたりリンク
インフォメーション
場所:愛知県岡崎市米河内町惣作32