岡崎の伝統が聖火の火種に!パラリンピック聖火フェスティバルが開催!

公開日:2021.08.23     スポーツ
「東京2020パラリンピック 聖火リレー」に先立ち、岡崎市でも聖火フェスティバルが行われました。『パラリンピック聖火はみんなのものであり、パラリンピックを応援するすべての人の熱意が集まることで聖火を生み出す』という理念のもと、パラリンピック聖火は全国の市町村が独自の方法で採った火種が集まり誕生します。岡崎市では8月14日(土)に市町村の火を採る『採火式』が行われ、また、翌日の8月15日(日)には、愛知県の火を集める『集火式』にも参加しました。

子どもたちの想いが詰まった『仕掛け花火』からの採火を試みる!

岡崎市の採火は、市の伝統工芸品である「仕掛け花火」から行います。仕掛け花火の製作を行うのは、岡崎市花火組合に所属し、岡崎市の一大イベント「岡崎城下家康公夏まつり花火大会」にも参加している「三州火工」の職人です。
花火の火薬の包装には、愛知教育大学附属特別支援学校、みあい特別支援学校、岡崎聾学校、岡崎盲学校の児童・生徒の皆さんからの応援メッセージカードが使われています。

市内の特別支援学校の児童生徒がメッセージカードを記入する
一人一人が違った言葉や方法で想いを込める
花火師が火薬の一つ一つにメッセージカードを張り付ける

いざ、採火式!子どもたちの想いが夜空に輝く

8月14日(土)岡崎市の採火式が行われました。会場となったのは、市内の総合福祉施設「福祉の村」の中にある「希望の家」です。新型コロナウイルスの影響により無観客での開催となりましたが、採火式の様子はYouTube ライブで生配信されました。強い雨が降りしきる中、会場には、児童・生徒からのメッセージが込められた、全長10mの仕掛け花火が設置されました。19時00分、中根康浩市長の号令で点火された花火に浮かび上がったのは、パラリンピック聖火フェスティバルのコンセプト『あなたは、きっと、誰かの光だ』。花火から出た火花は、岡崎市のろうそく屋「磯部ろうそく店」で職人さんの手によって造られた「和ろうそく」へと無事に移りました。その後、岡崎市在住のパラアスリート米内勝宜さんによってランタンへ点火されました。
パラ聖火のコンセプト「あなたは、きっと、誰かの光だ。」が浮かび上がる。
岡崎市で作られた和ろうそくに火が移る
中根康浩市長とパラアスリートの米内勝宜さんによって採火が行われる

岡崎の火は愛知県の聖火となり東京へ…

採火式の翌日8月15日(日)には、愛知県下49市町村の火を1つに集め、愛知県の聖火として東京へと送り出す「集火式・出立式」が行われました。岡崎市からは、採火式でも出席いただいたパラアスリートの米内さんが代表となり、岡崎の火を届けました。前日に採火された岡崎の火は米内さんによってランタンから取り出され、聖火皿に点火。各市町村それぞれの想いを乗せた火は、一つの炎となり、愛知県の聖火として東京へと届けられました。のちに、47都道府県の火とともに集火され、聖火が誕生します。
仕掛け花火から採火された岡崎の火がランタンから取り出される
愛知県下49市町村に火がひとつになる
色々な想いを乗せた炎は、多くの方の希望の光となる

パラ聖火フェスの様子を動画でもチェック!

当日の様子は岡崎市公式YouTubeに公開されていますので、ぜひご覧ください。
ダイジェスト版はこちら→https://youtu.be/2U_vTKSoP08
LIVE配信の映像はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=cWHsPD-N8gs