岡崎駅西口に誕生した複合施設「駅西小町」の人気グルメをチェック!かつての路面電車の歴史も

公開日:2024.07.19     暮らし
2024年4月、岡崎駅西口に複合施設「駅西小町」がオープンしました。もともと駐輪場だった場所を活用し、商業施設エリア・駐輪場エリア・駐車場エリアとして整備。商業施設エリアは飲食店を中心に個性豊かな9軒が店を構える、駅前の注目スポットとなっています。駅西小町が生まれた背景にも触れながら、特に注目の3店舗を紹介します。

「駅西小町」とは?駅西小町の人気グルメをチェック!

「駅西小町」は、岡崎駅西口のにぎわい創出を目的に岡崎市が公募をし、民間事業者により作られた複合施設です。駐輪場に使われていたスペースを活用し、駅利用者や地域の人々の憩い・交流の場、子育ての発信拠点として誕生しました。

場所は、岡崎駅の西口を出てすぐの場所。飲食店のほか、学童クラブに空き家の相談窓口など、暮らしに寄り添う9店舗が営業をしています。不定期でキッチンカーも出店し、駅前の新たなグルメスポットとしても親しまれています。

駅西小町には、地産の食材を使ったグルメや珍しい料理が楽しめるお店もたくさん。中でもぜひチェックしたい3軒を、ピックアップして紹介します。

管理栄養士監修の和モダンカフェ「Sun on Tow」

  • さんおんとう御膳 1320円

    さんおんとう御膳 1320円

最近野菜を食べていないな、と思う人におすすめの店が「Sun on Tow(さんおんとう)」。管理栄養士が栄養バランスを考えて作るランチやおにぎりが評判で、老若男女に親しまれています。

ランチタイムには、「さんおんとう御膳」をどうぞ。手作り・五味五色にこだわり、毎日でも食べられる味わいに仕上げています。小鉢の内容は月替わりなので、毎月のお楽しみにしても良さそうです。

小鉢だけではなく、おにぎりも自慢の一品です。岡崎市産の米「ミルキークイーン」と、厳選した海苔で作るおにぎりは、もちもち&ふわふわの食感!具材もたっぷり入っていて、最後まで飽きずに食べられます。おにぎりはテイクアウトも可能です。
  • 特濃抹茶のプリンアフォガード 800円

    特濃抹茶のプリンアフォガード 800円

バラエティ豊かなスイーツも見逃せません。「特濃抹茶のプリンアフォガード」は、昔ながらの固めプリンに、濃厚なバニラアイスを乗せて、さらに自分で抹茶ソースをたっぷりかけて食べるリッチな一品。抹茶ソースには西尾産の抹茶を使っており、お茶好きも納得の味わいです。

食事もスイーツも、シンプルながら丁寧な仕事を感じる品々ばかり。忙しい毎日の中でも時間を作って訪れ、ほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。

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■Sun on Tow(さんおんとう)

【TEL】
0564-64-1350

【営業時間】
8:00~21:00(ランチは11:00~14:00)※日曜は~17:30

【定休日】
火曜


新感覚の“ディップサンド”がお目当て。「unsociety.」

  • 生ハムとグリル野菜(セット)1496円

    生ハムとグリル野菜(セット)1496円

「unsociety.」は、岡崎市内でも、日本でもここだけ!? のメニューが楽しめるお店。アメリカ・ロサンゼルスのローカルフード「フレンチディップサンドイッチ」を日本風にアレンジした、「ディップサンド」が看板商品です。

ディップサンドは全9種類、ディップソースはバジルやタルタルソースなど全6種類から2つ選ぶことができます。パンはもちもちの食感が◎。具材もたっぷり入っていて、1皿でお腹いっぱいになれます。

  • コーヒーゼリー650円

    コーヒーゼリー650円

ドリンクメニューも充実しています。ぜひ試したいのは、「コーヒーゼリー」です。サイフォンで抽出したコーヒーで作ったゼリーがたっぷり!飲みごたえがあり、ちょっとしたおやつ感覚でも楽しめます。甘さが欲しい人は、お好みでシロップの追加も可能です。

朝早くから夜遅くまでオープンしているのも魅力的。ランチにおやつに、夜カフェにと幅広いシーンで活用できるお店です。クラフトビールも多数取り揃えているので、お酒好きの人もチェックしてみてください。

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■unsociety.

【TEL】
0564-64-5177

【営業時間】
8:00~23:00

【定休日】
なし

こだわりのワインと食事を楽しむ「PIPPO wine&cuisine」

  • 本日のカルパッチョ 2人前1650円

    本日のカルパッチョ 2人前1650円

ワイン好き必見のお店が、「PIPPO wine&cuisine」。ミシュランにも掲載されたことのあるレストランで腕を磨き、ソムリエ資格も持つ店主が切り盛りしています。

料理には地元産のものを中心に、全国のおいしい食材をたっぷり使用。味はもちろん、彩りや香り、食感までこだわって仕上げています。新鮮な魚介類をドライトマトソースやハーブと共に楽しめる「本日のカルパッチョ」や、肉厚なコチを堪能できる「三河産コチとハマグリのブレゼ(蒸し煮)」など、目でも舌でも楽しめるメニューばかりです。
  • 三河産コチとハマグリのブレゼ(蒸し煮) 2人前2970円、グラスワイン 1650円

    三河産コチとハマグリのブレゼ(蒸し煮) 2人前2970円、グラスワイン 1650円

ワインの品ぞろえも豊富で、店頭にはなんと150種類以上がずらり! 国や地域を問わずセレクトしており、岡崎市内ではなかなか飲めないものも多数です。何を飲もうか迷ったら、知識豊富な店主に相談してみてください。他にもジンやクラフトビール、ノンアルコールドリンクもあります。

料理が盛り付けられた器も見どころ。器好きでもある店主が少しずつ集めたもので、店内に1つとして同じ皿はないそうです。

「早い時間からワインと食事が楽しめる店が欲しかったから」と、どのメニューも開店の15時からオーダー可能。ディナーのほか、ちょっとぜいたくな昼飲みにもぴったりです。

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■PIPPO wine&cuisine

【TEL】
050-8882-3335

【営業時間】
15:00~24:00
※アルコールを飲まない人のみでの入店は不可

【定休日】
なし

今後の岡崎駅西口の変化に注目!

  • 『岡崎駅前の風景』(岡崎市立中央図書館所蔵)。岡崎駅前の戦前の様子。

    『岡崎駅前の風景』(岡崎市立中央図書館所蔵)。岡崎駅前の戦前の様子。

こうしたユニークな店が立ち並ぶ駅西小町は、岡崎駅西口自転車等駐車場用地活用事業として、民間のアイデアを活かして作られました。

岡崎駅が開業したのは、1888(明治21)年。1912年には路面電車も登場し、市内を結んでいました。路面電車は1962(昭和37)年に廃線となりましたが、岡崎駅にはその後も複数の電車やバスが乗り入れ、今なお岡崎市内の交通の要衝となっています。

そして岡崎駅の開業から約140年経った現在、地域や経済をより活性化させるための整備が進んでいます。整備は、岡崎駅東口からスタートし、2018年に「出会いの杜公園」、2019年にペデストリアンデッキがオープン。より便利で、マルシェやお祭りなどのイベントも楽しめる空間へと生まれ変わりました。
  • 岡崎駅西口から見た駅西小町の様子

    岡崎駅西口から見た駅西小町の様子

続いて進められているのが、駅西小町に代表される西口の整備です。こうした背景も知ると、駅西小町をより一層楽しめるのではないでしょうか。

駅西小町は2024年7月26日(金)にグランドオープンを迎え、当日は民間事業者により記念イベントが実施されます。今後の岡崎駅西口のさらなる発展を心待ちにしながら、まずは新しい魅力がいっぱいの駅西小町でのひとときを楽しんでくださいね。
  • 駅西小町のロゴ

    駅西小町のロゴ

ちなみに入り口に掲示されているレトロなロゴは、愛知産業大学の学生がデザインしました。

文字の中にあるのは、電車と線路。大正時代に岡崎駅前と岡崎井田を結ぶ電車が走り、地域がつながって賑わっていた岡崎のように、まちが地域とのつながりで発展していく思いが込められています。

お店を訪れる際に、あわせてチェックしてみてください。

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■駅西小町

【所在地】
岡崎市柱一丁目13番1(JR岡崎駅西口すぐ)

【駐車場】
あり(有料)

【駐輪場】
あり(有料)