「リノベーション」という言葉をご存知でしょうか?リノベーションには、老朽化した建物の性能を元に戻すための修復の意味合いが強い「リフォーム」とは違い、修復だけでなく、用途や機能を変更して性能を向上させたり、価値を高めたりして、より良く作り替えるという目的が含まれています。
そして、岡崎市で行われている「リノベーションまちづくり」とは、「遊休不動産(廃業や核家族化、倉庫化などにより、長年使われていない空き家や空きビル、空き地)」をリノベーションすることにより、様々な担い手や多種多様な業種が集まり、まちの中を人々が行き交って地域が活性化していくことを目標にしています。
ここで重要になってくる「家守(やもり)」とは、江戸時代に借地管理や家賃徴収、店子の生活面の面倒などを引き受け、地域の管理人的な立場を担っていた大家のことを指していましたが、現代版の家守は、行政や地域住民と連携し、建物管理や入居者支援だけでなく、まちの価値を高めながら、総合的にまちを活性化させる役割も担っています。