公開日:2017.09.26
暮らし
「スポーツ・地域資源・子ども」の3本柱で、地域を盛りあげたい
NPO法人インディアンサマーは、「スポーツ振興による地域活性化」、「地域資源を活用した中山間地域活性化」、そして小野さんが担当の「健常児と障がい児の直接交流を通じた共存社会の創造」を3本の柱として、活動を広げています。
まず、「スポーツ振興による地域活性化」としては、幼少期からスポーツ競技とふれあうことで、健康な身体と健全な精神を得ることができると考え、子ども向けの自転車講習会を開いたり、自転車トライアル競技などの全日本クラスや世界クラスの競技大会を招致したりして、観光客の増加や地域活性化につなげています。
まず、「スポーツ振興による地域活性化」としては、幼少期からスポーツ競技とふれあうことで、健康な身体と健全な精神を得ることができると考え、子ども向けの自転車講習会を開いたり、自転車トライアル競技などの全日本クラスや世界クラスの競技大会を招致したりして、観光客の増加や地域活性化につなげています。
また、「地域資源を活用した中山間地域活性化」としては、その昔、岡崎市の旧額田町の宮崎地区で盛んに作られていた「お茶」に、新たな風を吹かせようと「紅茶の加工所」を整え、「わ紅茶」のブランドを活かし、「紅茶の里ぬかた」として、農家人口の増加をめざしています。
障がいがあってもなくても、共に生き、思いやりを育む生活環境をつくりたい
そして、今回特にご紹介するのが「健常児と障がい児の直接交流を通じた共存社会の創造」です。これは、副理事長の小野さんが主体となって活動しています。
「FRANKLY-RISE(フランクリーライズ)と名付けて、音楽トランポリン療法を中心に、健常児も障がい児も一緒にあそび、楽しく学べる教室を開いています。どんな子どもも分け隔てなく、地域に溶け込みながら成長していってほしいと心から思っています。次回は、2017年12月10日(日)10時30分~12時まで、岡崎市東部地域交流センター・むらさきかんで開催しているので、多くの方に来てほしいですね」と、にこやかな小野さん。定員は、小学生以下の男女20名(先着順)。参加費は、ひとり500円で、インディアンサマーホームページの「FRANKLY-RISE申込画面」から申し込みができます。
「FRANKLY-RISE(フランクリーライズ)と名付けて、音楽トランポリン療法を中心に、健常児も障がい児も一緒にあそび、楽しく学べる教室を開いています。どんな子どもも分け隔てなく、地域に溶け込みながら成長していってほしいと心から思っています。次回は、2017年12月10日(日)10時30分~12時まで、岡崎市東部地域交流センター・むらさきかんで開催しているので、多くの方に来てほしいですね」と、にこやかな小野さん。定員は、小学生以下の男女20名(先着順)。参加費は、ひとり500円で、インディアンサマーホームページの「FRANKLY-RISE申込画面」から申し込みができます。
音楽トランポリン療法の第一人者後藤先生との運命的な出会い
音楽トランポリン療法とは、トランポリンの上下に弾むリズムに、楽器の生演奏を合わせて心地よさを与え、脳の活性化を促す療法です。小野さんは、長男の障がいを前向きにとらえ、さまざまな書籍を読み、この療法を知りました。そして、持ち前の好奇心とチャレンジ精神で、音楽トランポリン療法の第一人者である後藤幸生先生(福井大学名誉教授)と出会うことができたのです。
「この出会いには感動しました。やりたいと思うことを願い続けていると、いい方向に導かれていくんですね。この先、息子が成長して大人になったとき、親の存在だけでなく、もっといろいろな人と関わりあえる生活環境をつくっていきたいと考えています。障がいって、正直、なかなか取っつきにくい分野だとは思いますが、さまざまな活動を通して、福祉をもっとおしゃれに、取っつきやすい存在にしていく。そんなことを考えながら、一日一日を大切に過ごしていくことをモットーにしています」
「この出会いには感動しました。やりたいと思うことを願い続けていると、いい方向に導かれていくんですね。この先、息子が成長して大人になったとき、親の存在だけでなく、もっといろいろな人と関わりあえる生活環境をつくっていきたいと考えています。障がいって、正直、なかなか取っつきにくい分野だとは思いますが、さまざまな活動を通して、福祉をもっとおしゃれに、取っつきやすい存在にしていく。そんなことを考えながら、一日一日を大切に過ごしていくことをモットーにしています」
「ノーマライゼーションフェスタ岡崎」に共催として参加
また、2017年12月3日(日)、岡崎市地域交流センター六ツ美分館・悠紀の里で開催される「ノーマライゼーションフェスタ岡崎」に、共催として参加されるとのこと。ノーマライゼーションとは、障がい者と健常者、お互いが特別に区別されることなく社会生活を共にすることが本来の望ましい姿であるという理念のもと、そのような社会を積極的に創造していこうとする活動や施策、またその推進のための運動を意味しているそうです。フェスタでは、いろいろな地域から子育て支援団体や障がい者支援の団体が集まり、音楽トランポリンをはじめ、キッズダンスや手作り小物のワークショップなどもあり、盛りだくさんの内容で楽しめます。
これからも、いろいろな人に出会い、さまざまな体験をしていくであろう未来を担う子どもたち。
「息子には、あせらず、ゆっくりと素直に育っていってほしいです。そして、ありのままでいいから、自分自身を大切にして、自立していってくれたら嬉しいですね」
健常児も障がい児も、共に生き、共に歩んで行ける社会をつくりあげていきたいという小野さん。これからも、小野さんたちのあふれるほどの情熱が、周りの人々の心を動かしていくことでしょう。
「息子には、あせらず、ゆっくりと素直に育っていってほしいです。そして、ありのままでいいから、自分自身を大切にして、自立していってくれたら嬉しいですね」
健常児も障がい児も、共に生き、共に歩んで行ける社会をつくりあげていきたいという小野さん。これからも、小野さんたちのあふれるほどの情熱が、周りの人々の心を動かしていくことでしょう。