愛知県では、昭和57年に初めて新生児の里親委託を行ってから、平成27年度末までに、197組の親子が誕生しています。少しずつですが、児童相談所が赤ちゃん縁組に取り組み、新しく誕生する親子が増加しているそうです。
平成の初めごろ、矢満田さんと萬屋さんが親子を結びつける手助けをしたご家族が、岡崎、西三河地域にもいらっしゃるとのこと。そのころの赤ちゃんたちはすでに立派に成人しているそうです。また、特にこの岡崎や西三河地域は、里親家族や養子縁組家族の数が、県内の他地域に比べても多く、里親支援の意識も高いそうです。これらは、やはり、岡崎児童相談所での矢満田さんと萬屋さんの努力の賜物、そしてその二人の思いを受けとめて広げていく柴田さんという貴重な存在があったからでしょう。