公開日:2016.11.08
スポーツ
2歳と3歳で、世界にデビューの村山兄弟
「村山慶(けい)君と楷(かい)君」。世界に羽ばたいていってほしいという両親の願いが込められ、海外でも呼んでもらいやすいような響きにしたというステキな名前。その願いの通りにこの夏、慶君は3歳11か月でランバイク競技の世界チャンピオンを獲得。楷君も2歳4か月で、予選トップの決勝10位に輝きました。
ランバイクとは、「ペダルのない、幼児用の2輪遊具」で、自分の足で地面を蹴って前に進む乗り物です。数年前にアメリカから輸入され、乗り方を教えなくても感覚で乗ることができ、自転車もバランスよく乗れるようになることから、今や日本中で競技会が行われるほど人気になりました。
慶君たちが出場したのは、2016年7月30日、アメリカで開催された、【Strider World Championship 2016 】。アメリカ、南米、アジア、ヨーロッパなど世界各国から集まった米ストライダー社製のランバイクを操る2歳から5歳の子どもたち302名が、約100mのコースで競い合いました。
ランバイクとは、「ペダルのない、幼児用の2輪遊具」で、自分の足で地面を蹴って前に進む乗り物です。数年前にアメリカから輸入され、乗り方を教えなくても感覚で乗ることができ、自転車もバランスよく乗れるようになることから、今や日本中で競技会が行われるほど人気になりました。
慶君たちが出場したのは、2016年7月30日、アメリカで開催された、【Strider World Championship 2016 】。アメリカ、南米、アジア、ヨーロッパなど世界各国から集まった米ストライダー社製のランバイクを操る2歳から5歳の子どもたち302名が、約100mのコースで競い合いました。
ランバイクとの偶然の出会いが、今をときめく村山家をつくった
「慶が2歳7か月の時に、あるイベントでストライダーの試乗をしたんです。最初は、上手に乗れなかったんですが、とても楽しそうで。翌日には買いに行きました。それから毎日毎日、日が暮れるまで公園で走り回って遊びましたね」と、なつかしそうに微笑む母親の佳子さん。初乗りから1か月後、鈴鹿サーキットで開催されたレースを見に行くと、「慶君もやってみたい!」と主張し、2か月後には「ひるがのスプリングレース」でデビュー。初レースは予選を1位通過し、決勝では7位入賞を果たしました。
「それから、パパが第1回みやびランバイクカップ大人レースに出場して、優勝したんです。表彰台に乗った姿を見て、子どもたちも憧れたみたいですね」と、佳子さん。そんなカッコイイ父親の姿を見た慶君は、3歳4か月の時に、岡崎のキョウセイドライバーランドで行われた「WILD RUNNER CUP 4th run 」で初優勝。以降、優勝回数は数えきれないほど。
「最近では、今日は1番で帰ってくるね、とか、今日は2番かも、とレース前に宣言して行くようになりました。色々なレースに出るようになって、自分より速いライバルがわかってきたみたいですね。悔しいとか、負けたくない、という気持ちが小さいながらも育っているようですよ」と、父親の貴弘さんは嬉しそうです。
「最近では、今日は1番で帰ってくるね、とか、今日は2番かも、とレース前に宣言して行くようになりました。色々なレースに出るようになって、自分より速いライバルがわかってきたみたいですね。悔しいとか、負けたくない、という気持ちが小さいながらも育っているようですよ」と、父親の貴弘さんは嬉しそうです。
弟の楷君は、1歳4か月で乗り始め、1歳9か月の時に、デビュー戦で準優勝を飾りました。
「どちらかというと、お兄ちゃんよりすばしっこくて、自由奔放です。レースの途中で、上手くいかなくて泣けてきちゃったりしたら、もう動きません。なだめて何とかゴールまで連れて行くんですけどね」と、苦笑いのご両親。兄弟仲はとても良いそうで、ケンカもほとんどないとのこと。
「どちらかというと、お兄ちゃんよりすばしっこくて、自由奔放です。レースの途中で、上手くいかなくて泣けてきちゃったりしたら、もう動きません。なだめて何とかゴールまで連れて行くんですけどね」と、苦笑いのご両親。兄弟仲はとても良いそうで、ケンカもほとんどないとのこと。
親として、がんばっている子どもたちを応援したい。充実して楽しい日々に感謝
また、子どもたちが、より高いところへチャレンジしていけるように、色々な人に競技のポイントやレース情報などのアドバイスを聞いているそうです。貴弘さんは、「4歳になって、これからは、ただ速いだけではなかなか勝てなくなるので、スタートの練習など、技術面を磨いていかないといけないなと思っています。親として、できることはなるべくやってあげたいですね」と、語ります。
「子どもたちが、大きくなって、何かのスランプに陥った時や落ち込んだ時、今のがんばりを思い出してほしいです。目標を達成するために、努力してがんばって身につけた経験は、きっと将来につながっていくはずです」と、佳子さん。
「毎日が充実していて楽しい」というご両親のもとで、すくすくと、のびのびと育っている子どもたち。世界中の人々を、明るく元気にしてくれるような、そんな素敵な魅力にあふれています。
「子どもたちが、大きくなって、何かのスランプに陥った時や落ち込んだ時、今のがんばりを思い出してほしいです。目標を達成するために、努力してがんばって身につけた経験は、きっと将来につながっていくはずです」と、佳子さん。
「毎日が充実していて楽しい」というご両親のもとで、すくすくと、のびのびと育っている子どもたち。世界中の人々を、明るく元気にしてくれるような、そんな素敵な魅力にあふれています。