ところで、2人が観光大使になったきっかけはいったいなんだったのでしょうか?
鶴田さんはお母さんから応募用紙を手渡され、観光大使おかざきの存在を知ったと話します。
「大学に入ったら、勉強以外に何か打ち込めることをしたいと思っていた矢先だったので、さっそく応募しました。選ばれた時は本当に驚きと感激しかありませんでした」
一方、古林さんは岡崎市内の小学校へ教育実習に行ったことがきっかけになったそうです。「障がい児のクラスを担当したのですが、子どもたちはみんな個性が光るいい子たちばかり。生徒のひとりに、先生は何ができるの?と聞かれて、特技がない自分を情けなく思いました」そんな折に偶然見つけた、観光大使おかざきの募集ポスター。「観光大使おかざきになったら、岡崎の歴史や文化をより深く知ることができる。特技がなくても、教師になったら子どもたちに岡崎のすばらしさを伝えることができる。今の私にできる最大の挑戦だと思いました」
観光大使おかざきの交代式には、受け持った子どもたちも駆けつけてきてくれたそう。「感激のあまり、涙が出ました」と振り返ります。