心が落ち着き、帰りたくなる街
岡崎の魅力を発信していきます

公開日:2019.05.07
  • 2019観光大使おかざき 岡崎市観光協会
    古林かなみ
    さん
  •   あたたかい雰囲気
    鶴田百代 さん
2019年の「観光大使おかざき」に選ばれた古林かなみさんと鶴田百代さん。まだ観光大使となって日は浅いですが、「岡崎の街をもっと盛り上げていきたい!」と日々PR活動に積極的に取り組んでいます。まじめでしっかり者の古林さんと、天真爛漫でおおらかな性格の鶴田さんはとても仲良しで、一緒にいるといつも笑顔が絶えません。そんな2人に、大好きな岡崎について、また観光大使としての意気込みを語っていただきました。

子ども時代から大好きなお気に入りの場所

  • 古林かなみさん

    古林かなみさん

  • 鶴田百代さん

    鶴田百代さん

岡崎で生まれ育った2人に子どもの頃好きだった場所を尋ねると、すぐに「東公園が大好きでした!」と鶴田さんから元気な声が返ってきました。「東公園は動物がいて、モルモットに好きなだけ触れられるんです。私は動物が大好きなので、いつも両親に連れてきてもらいました」。古林さんは生まれ育った藤川地区が今でも好きだそうです。「山、川、田畑などのどかな風景が広がり、子どもの頃は川で魚を取ったりしていつも裸足で遊んでいました」
また藤川小学校が地域と連携して行った、伝統のむらさき麦を作る体験も心に残っているとも。「子どもの頃のこうした体験が、伝統を大切にする心を育ててくれたのだと大人になってようやく気づきました。地域の大人が子どもを見守ってくれる、そんな温かい雰囲気が感じられる街です」
  • 「いがまんじゅう、ひな祭りに食べたよね!」と笑顔の2人

    「いがまんじゅう、ひな祭りに食べたよね!」と笑顔の2人

思い出の味は、郷土のおやつ
のびのびと幸せな子ども時代を送ってきた古林さんと鶴田さん。そんな2人に思い出の味も伺ってみました。
「春のひな祭りの時に、給食にも出た“いがまんじゅう”です。あん入りの餅にカラフルな米がついた、見た目も味も抜群のお餅。本当においしいんです!観光大使おかざきになって、いがまんじゅうが郷土の味だということを初めて知りました」と鶴田さん。古林さんは地元の和菓子処「櫻園」で販売する“豆乳ロール(まめちちろーる)”がソウルフードだそうです。
「スーパーの帰り、母に豆乳ロールを買ってもらうことが楽しみでした。なめらかで優しい甘さの豆乳クリームが大好きで、今でも誕生日には買って帰ります」
帰りたくなる街、岡崎
「岡崎は子どもと大人が一緒になって遊べるところが多く、安心して暮らせる街」と声を揃える2人。「岡崎は帰りたくなる街、落ち着く街だと思います」と話す鶴田さんは、通学の帰りに電車から岡崎城が見えるとホッとするそう。古林さんも「多くの岡崎市民のかたは、幸福度が高いと思います」とにこやかな笑顔に。「就職して遠方へ行っても、桜まつりや夏まつりには必ず帰ってくる、という人が多い。それに遠方に住んでいる人とも、岡崎は住みやすいよねっていつも盛り上がります。やっぱり、皆さんの地元愛は強いと思います」

打ち込める何かをしたい、岡崎のすばらしさを伝えたい

ところで、2人が観光大使になったきっかけはいったいなんだったのでしょうか?
鶴田さんはお母さんから応募用紙を手渡され、観光大使おかざきの存在を知ったと話します。
「大学に入ったら、勉強以外に何か打ち込めることをしたいと思っていた矢先だったので、さっそく応募しました。選ばれた時は本当に驚きと感激しかありませんでした」
一方、古林さんは岡崎市内の小学校へ教育実習に行ったことがきっかけになったそうです。「障がい児のクラスを担当したのですが、子どもたちはみんな個性が光るいい子たちばかり。生徒のひとりに、先生は何ができるの?と聞かれて、特技がない自分を情けなく思いました」そんな折に偶然見つけた、観光大使おかざきの募集ポスター。「観光大使おかざきになったら、岡崎の歴史や文化をより深く知ることができる。特技がなくても、教師になったら子どもたちに岡崎のすばらしさを伝えることができる。今の私にできる最大の挑戦だと思いました」
観光大使おかざきの交代式には、受け持った子どもたちも駆けつけてきてくれたそう。「感激のあまり、涙が出ました」と振り返ります。
自分たちの言葉で発信する
観光大使おかざきに任命されてからは、基本的なマナーや礼節の他に観光大使としてのあり方を学んだと2人はいいます。
「常に自分たちらしさを出しながら観光大使の務めを果たしたい」と鶴田さん。「古林さんはとても論理的に話すことができるし、私は私で自分の背丈に見合った言葉で表現したいと思っています。2人の個性の違いをうまく出せたらいいなと思います」
古林さんは、屋外での活動はもちろんのこと、「岡崎おでかけナビ(岡崎市の観光サイト)」のインスタやブログなどの一文一文の表現を大切にしています。「細かいところまで表現を考えるのは大変ですが、同時に自分自身の考えもブラッシュアップされます。私たちが発信した文章を見たり聞いたりしてくださったかたに、感想をいっていただけると本当に嬉しいですね」
観光大使おかざきになってよかったことを尋ねると、「普段なら会えない人たちに会えること」と笑顔で声を揃える鶴田さんと古林さん。「岡崎市長や市議会議長など普段あまりお目にかかれないかたや、たくさんの市民の方々とお会いできる機会があるのは嬉しいです。人とのつながりができる幸せを実感しています」

歴史と伝統、新しいモノやコトをつないでさらに活気あふれる街に

これから1年間、岡崎を盛り上げていく大切な役目を担う2人は、未来の岡崎像についても、熱い想いを抱いています。「歴史と伝統を守り、さらに活気にあふれる住みやすい街になると思っています。岡崎城や乙川などの岡崎の名所に、外国人のかたも気軽に訪れられるようなグローバルな環境ができればいいと思います」と鶴田さん。古林さんも「岡崎から外へ出た人々にとって、これまでと変わらず、定期的に懐かしい味や匂いを求めて帰ってこられる街であると嬉しい。また変化を拒まず、時代に寄り添う形で新しいものを受け入れる姿勢も大切です。岡崎に住みたいと入ってきてくれるかたが気持ちよく住める街だと、より素敵な生活が送れると思います」と期待を込めます。
「観光大使おかざきになり、あらためて大切に守り続けられている伝統や文化に触れることができました。こうした歴史的なモノやコトと、新しいモノやコトを一堂に集めたショッピングモールのような施設ができるといいなと思います。そうすれば、伝統的な産業を受け継ぐ人の増加にもつながりますし、歴史や伝統的なものはハードルが高いと思っていた人も、気軽に触れることができる。それが岡崎市の魅力や人口増加につながる原動力のひとつにつながるのではないかと考えています」
国内外に、岡崎のファンを増やしたい
さらに、新たにチャレンジしたいことは?と尋ねると「海外の人との交流にチャレンジしたいです」と目を輝かせる古林さん。「大学の授業で海外へ行き、その時知り合った学生が今度岡崎でフィールドワークを行います。うまくアテンドできるよう、さらに岡崎の魅力を発信していきたいと思います」
鶴田さんは岡崎という街を、もっと知ってもらえるようにインスタグラムを活用していきたいといいます。「インスタグラムで興味を持たれるのは、見て得するもの。例えば岡崎の八丁味噌を使った2分間クッキングや、岡崎の動画をもっとアップしていきたい。いろいろな角度から岡崎の魅力をPRしていけたらと考えています」と意欲満々です。

“岡崎のファンをもっと増やしたい”
観光大使おかざきの2人の活躍は、これからが本番です。

(撮影場所:旧本多忠次邸・岡崎公園)
  • 岡崎
  • 宣言
岡崎市観光協会 あたたかい雰囲気

岡崎市観光協会 あたたかい雰囲気

古林かなみさん 鶴田百代さん

岡崎市観光協会は、観光大使おかざきとしての私の第二の人生のスタートの場所であり、これから1年間活動していく場所でもあります。任期が終わるまでまだまだ時間があるので、さらに岡崎の皆様のために頑張っていきたいと思います。(古林)
岡崎は本当にあたたかい街で、いつでも帰りたくなる街です。またイベントでも、いつも市民の皆様があたたかく迎えてくれます。皆様の笑顔をもっと増やせるように、今の自分にできることを一生懸命頑張りたいと思っています。(鶴田)