公開日:2018.09.11
"〇にナる" 岡崎まちものがたり
古くから祝いの席などで披露されてきた御殿万歳(ごてんまんざい)。細川学区では、明治時代から盛んに行われていたといわれています。戦後は数年間の活動を経て一時休止していましたが、1978年(昭和53年)に三河万歳保存会「花園連」が発足。次いで1982年(昭和57年)に、学区の子どもたちにも御殿万歳の魅力を知ってもらおうと、細川小学校に郷土芸能クラブが誕生しました。
毎年のクラブ活動に参加するのは、4年生から6年生までの子どもたち。平成30年度は4年生10名、5年生12名、6年生5名の計27名で活動しています。
「定期的な練習は2週間に一度。毎回、保存会の市川庄治(しょうじ)さんが指導者として足を運んでくださっています」と話すのは、顧問を務める日下部教子(くさかべのりこ)先生。
実際の舞台では、中央に立つ太夫(たゆう)と両脇を固める才蔵(さいぞう)のセリフの掛け合いや、体の動きなどで観客の繁栄を祈ります。
「セリフが長いですから、なるべく棒読みにならないように。あとは、ひとつひとつの所作が美しくなるような指導を心がけています」と日下部先生は話します。
毎年のクラブ活動に参加するのは、4年生から6年生までの子どもたち。平成30年度は4年生10名、5年生12名、6年生5名の計27名で活動しています。
「定期的な練習は2週間に一度。毎回、保存会の市川庄治(しょうじ)さんが指導者として足を運んでくださっています」と話すのは、顧問を務める日下部教子(くさかべのりこ)先生。
実際の舞台では、中央に立つ太夫(たゆう)と両脇を固める才蔵(さいぞう)のセリフの掛け合いや、体の動きなどで観客の繁栄を祈ります。
「セリフが長いですから、なるべく棒読みにならないように。あとは、ひとつひとつの所作が美しくなるような指導を心がけています」と日下部先生は話します。
一方のチャラボコクラブは、2000年(平成12年)に発足。同じく4~6年生で活動しており、平成30年度は各学年10名ずつの計30名が所属しています。
チャラボコ太鼓は、大太鼓と小ジメ太鼓の2種類で演奏します。小ジメ太鼓は金具で強く締め上げられており、金属音に近い高音で「チャンチャン、チャラボコ、チャラボコチャン」と鳴ることから、その名がついたといわれています。
指導役を担っているのは、細川学区で1990年(平成2年)に結成された細川中下ちゃらぼこ保存会のみなさん。「保存会の大水繁雄(おおみずしげお)さんと山本教業(のりかず)さんが、熱心に練習を見てくださいます」と、顧問の広瀬裕美先生が話してくれました。
練習は学年ごとに分かれて行われ、4年生は楽譜の読み方から習います。5年生は、太鼓の代わりに竹などを叩いて練習。6年生になると、本物の太鼓を使った演奏に挑戦します。
演奏する曲は、伝統曲である「桜しぐれ」や「山しぐれ」、もっとも難易度の高い「くずし」、2004年(平成16年)につくられたオリジナル曲「村積山の四季」など。
全員のテンポや音がきちんとそろったときには、思わず踊りだしたくなるようなハーモニーが奏でられます。
チャラボコ太鼓は、大太鼓と小ジメ太鼓の2種類で演奏します。小ジメ太鼓は金具で強く締め上げられており、金属音に近い高音で「チャンチャン、チャラボコ、チャラボコチャン」と鳴ることから、その名がついたといわれています。
指導役を担っているのは、細川学区で1990年(平成2年)に結成された細川中下ちゃらぼこ保存会のみなさん。「保存会の大水繁雄(おおみずしげお)さんと山本教業(のりかず)さんが、熱心に練習を見てくださいます」と、顧問の広瀬裕美先生が話してくれました。
練習は学年ごとに分かれて行われ、4年生は楽譜の読み方から習います。5年生は、太鼓の代わりに竹などを叩いて練習。6年生になると、本物の太鼓を使った演奏に挑戦します。
演奏する曲は、伝統曲である「桜しぐれ」や「山しぐれ」、もっとも難易度の高い「くずし」、2004年(平成16年)につくられたオリジナル曲「村積山の四季」など。
全員のテンポや音がきちんとそろったときには、思わず踊りだしたくなるようなハーモニーが奏でられます。
両クラブの毎年の発表の場は、9月に学区の高齢者を招いて行われる敬老会や10月の学芸会、11月に奥殿陣屋で行う演奏会、12月に「北部地域交流センター・なごみん」で開催される演奏会など。2005年(平成17年)には愛・地球博(2005年日本国際博覧会)にも出演し、たくさんの観客の前で日頃の成果を発揮しました。
「クラブの活動を通して、古くからの大切な文化を守っていくとともに、活力ある学校運営につなげていきたいと思っています」と日下部先生と広瀬先生。上級生が下級生に教えるなど、学年をまたいだ子どもたちの交流にもつながっているのだとか。
今年も秋から冬にかけては、演奏する機会が多く控えています。ぜひ、みなさんも会場へ足を運び、地域の伝統芸能に親しんでみてはいかがでしょうか。
「クラブの活動を通して、古くからの大切な文化を守っていくとともに、活力ある学校運営につなげていきたいと思っています」と日下部先生と広瀬先生。上級生が下級生に教えるなど、学年をまたいだ子どもたちの交流にもつながっているのだとか。
今年も秋から冬にかけては、演奏する機会が多く控えています。ぜひ、みなさんも会場へ足を運び、地域の伝統芸能に親しんでみてはいかがでしょうか。
○細川小学校の「御殿万歳」と「チャラボコ太鼓」data
■問合せ:0564-45-2701(岡崎市立細川小学校)
○ご案内
『細川学区敬老会』
■日時:平成30年9月15日(土)10時30分~
■場所:細川小学校(岡崎市細川町石田45)体育館
『奥殿陣屋 細川小学校「御殿万歳」と「チャラボコ太鼓」演奏会』
■日時:平成30年11月予定
■場所:奥殿陣屋(岡崎市奥殿町雑谷下10)資料室前広場
『北部地域交流センター・なごみん演奏会』
■日時:平成30年12月予定
■場所:岡崎市北部地域交流センター・なごみん(岡崎市西蔵前町字季平45-1)
※詳しい日程などは細川小学校までお問合せください
○最終修正日:2018年9月13日
■問合せ:0564-45-2701(岡崎市立細川小学校)
○ご案内
『細川学区敬老会』
■日時:平成30年9月15日(土)10時30分~
■場所:細川小学校(岡崎市細川町石田45)体育館
『奥殿陣屋 細川小学校「御殿万歳」と「チャラボコ太鼓」演奏会』
■日時:平成30年11月予定
■場所:奥殿陣屋(岡崎市奥殿町雑谷下10)資料室前広場
『北部地域交流センター・なごみん演奏会』
■日時:平成30年12月予定
■場所:岡崎市北部地域交流センター・なごみん(岡崎市西蔵前町字季平45-1)
※詳しい日程などは細川小学校までお問合せください
○最終修正日:2018年9月13日
33細川学区まちものがたり
インフォメーション
場所:愛知県岡崎市細川町石田45